第13回オーディオコンサート開催記録 |
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10月2日(日)1ヶ月も続いた秋雨前線が去り、朝から快晴、天気男がいるらしい。
今日はオーディオコンサートの日。
朝8時、つくし野例会場に選りすぐりの往年のマッチョ男7名が集結、1本85kgもあるタンノイモニター215、CDプレーヤー、プロジェクター、スクリーン等の搬出にあたる。
当日はつくし野自治会の防災訓練日、邪魔にならぬよう早朝作業となった。
レンタカーを使用、傷害保険を掛けて準備万端。鳥居会員指揮の下順調にアビスタに搬入。同時刻 本日発表担当の石井会員宅に上条会員が、石田会員宅には林会員が助っ人で搬出参戦。
山のような機材と会員35名が予定通り11時半に揃った。島リーダーの朝礼後、大ホール入口に待機。12時の搬入開始を待つ、気合の入る時間である。
さあ愈々搬入開始。電源、機器セッテイング、椅子、AAFC活動案内パネル、各種展示物、照明、マイク、受付、靴用ポリ袋、パーテッション、手慣れた作業で難なくこなす。音出しチェックも早々に終了して13時の開場を待つ。
お客様の参加状況が気になってくる。幸いの好天で期待は大きい。
広報に手抜かりは無かりしか。我孫子市内全ての地区近隣センターにポスターとチラシ手配済。駅にも掲示、DMも出した。
大久保さんによる洒落たポスターは好評の筈。
何時もお世話になる地域新聞、広報あびこには掲載済。問い合わせの電話も10本近く入っており、順調と確信はしているが。
果せるかな、続々のお客様が60名、会員35名を加えると100名近く。やれやれ。大勢お待ちかねの様子にて、13時半の開演予定を10分早め、林会員の司会でスタート。
今回のテーマ「あなたはアナログ派?」「デジタル派?」
会長挨拶も手短にして石井会員のアナログから始める。
今回のテーマは「音楽が鳴る事をめざした手作りと改造の装置」
SPレコードとLP&EPレコード再生は別系統の装置を使用しSPは何れもタンノイ215モニターを使う。
戦前から戦後のSPレコードから始まり、LP・EPを再生する試み。
SPでのアンプはなんと昭和30年製のナショナル・プリメインを全面的に作り直したもの。
切れた出力トランスを交換、コンデンサー全取換え、シールド線は最低限に撤去、EQカーブも見直し・・ラッパ吹き込みエルマンのトロイメライが優雅に鳴る。
霧島昇の「誰か故郷を思わざる」織井茂子の「君の名は」等懐かしい曲が続いた。
後半はLP・EP。自作プリに上条さんの300Bシングルメイン。流石にLP.EPは伸びやかな音。
選曲は相変わらずバラエティに富み、懐かしのエセル中田のハワイアン、裕次郎など。EPは流石に力があると判る。
最後はカラヤンのラデツキー行進曲で盛り上がる。リクエストではEP盤が披露された。何時もながら同氏の製作品は音楽性に富んでいる。
アンケートでもそれが良く窺える。休憩後後半は石田会員
「往年の名器 Lo-D HS-500を最新のデジタルアンプで聴く」‘69年発売の日立の本格的SP。これをルビジュームクロック駆動の最新デジタルアンプ2台のマルチ方式。
PCオーディオを基本に再生ソフト、サーバーソフト、コントローラーも充分に吟味したものを使用。
プロジェクターを使って操作状況を映像で流すので判りやすい。
ボーカルから始まり、広いジャンル、様々な器楽、合奏再生を試みる。
半世紀前の製品といえども流石にローディの音は傑作の名に恥じない本格派であった。
使用デジタル機器の説明は映像を使って平易な説明があり、得心できた。
リクェストタイムでは多くの方からCDの持ち込みがあり、SPをタンノイか日立を使用するかの希望に沿って使い分ける楽しさもあった。終演は5時。少し時間が長すぎたのではとの意見もあったが、最後までいらした方も多数おられた。
撤収はお手のもの。5時半には搬出が終了。
石井会員、石田会員、つくし野グループ夫々に分かれて機器を持ち帰る。2年ぶりのオーディオコンサートは無事成功理に終わった。
思えば創立早々のオーディオコンサートのお客様はせいぜい20名足らず、今昔の感あり。6時半には全員がどん亭に揃って打ち上げ。
すき焼きを囲んで美味しいビールとお酒 そして何より楽しい会話を十二分に堪能した。以上
開 催 日 会 場 写 真 撮 影 執 筆 2016年10月2日 アビスタ 1階 大ホール 越川 脇田