AAFCオーディオコンサートの記録

 

AAFCコンサートは会員自作のアンプ等によるオーディオコンサートとプロの音楽家を招聘するライブコンサートに分かれる。

設立後5年間毎年オーディオコンサートを実施。
会場は6号線添いのエスパにある市民プラザホール。天井が低く音の響きが悪かった。
(5回目は天王台北近隣センターにて実施)

やがて手賀沼公園に地区公民館が誕生。1Fにアビスタホール、図書館、調理室、焼き物教室。2Fにアビスタミニホール、学習室多数が誕生した。我孫子で学ぶ・・アビスタ・・諸施設が飛躍的に充実した。

ところでライブコンサートの初回は創立6年目が初めて。
未だ取り壊し寸前・耐震強度に懸念ある我孫子市民ホールが存在し、小ホールもあった。
東京交響楽団のホルン奏者大和田浩明、ヴァイオリンの濱田マサコ、ピアノ森有希子をお呼びしての初ライブコンサート!! 小ホールは満席! 大和田ホルン奏者の楽しい語りで大好評。

プロの音楽家をお呼び出来た経緯は後日に譲るが 全く初めてのこととて侃々諤々の議論と手探りの準備に追われたことが懐かしい。

第2回目のライブコンサートと第6回オーディオコンサートを合体させたら?との試みは創立7年目の2002年2月に実現した。

実は当時オーディオコンサートだけでは人が集まらず、ミニコミ誌もオーディオコンサートだけでは取り上げてくれない・・苦肉の策でもあったのです。

折しもアビスタが完成。新装なったミニホールを使い 1部に前回同様ホルン大和田さん始め同じ演奏家の登場。2部は自作アンプによるオーディオコンサート。
1部の演奏を録音、2部当初に即再生して見せる思い切った試みもした。

目論見は当たり。1部のライブ演奏後、2部のオーディオコンサートにも予想外のお客様が残り楽しんでくれたのです。

爾来、AAFCコンサートは概ね2部構成が当たり前となる。

ところが 1部で登場の演奏家はギリギリの時間まで音合わせ・リハに余念が無い。
2部のオーディオ担当はぶっつけ本番でとてもアンプ・SPの鳴らしこみが出来ない。
冷や汗もの・・

ライブとオーディオは昔のように分離して見たら? の声もあり今回の試みとなった。

会場は我孫子北近隣センター並木本館を初めて利用。
久寺家近隣センターより少し小振り。数か所屋根まで吹き抜け、稍ライブな感じ。

タイトルは「マニア垂涎の直熱3極管アンプが奏でる珠玉の名曲の数々をお楽しみください」 
2部構成で1部はアナログプレーヤー。 
2部はデジタル音源・・改良CDプレーヤー及びラズパイ
スピーカーは全てタンノイGRFメモリーを使用。

12時45分開場 即搬入と各種設営。早速の音出しに余念が無い。
開場13時半には会員25名と同じくらいのお客様が次々入場! 有難いこと!

開演定刻の14時には青木副市長がお見えになる。

第1部
300Bシングルアンプ+ローテルプリアンプ∔ヤマハレコードプレーヤー
上條会員自作の300Bシングルは改良を加え魅力を増している。
島倉千代子他選び抜いた歌謡曲が4曲。声の質の良いこと!
次いで林会員のG線上のアリアのクラシックからMJQ、ビルエバンス迄
アナログならでは音色が響く。

第2部
アンプは市村会員の自作、2A3PP×2及び&6A3PP×2という凝ったもの。
プリアンプはマランツ7.
夏原会員の手による改良CDプレーヤーを使い美空ひばりを始め、リチャードクレーダーマンのシンプルで美しいピアノ曲。一般のCDプレーヤーとは一線を画す音。
次いで鳥居会員がラズパイを使いカーペンターズ、ハイファイセット、MISIA、バッハなど幅広いジャンルの曲を演奏。最後はシネマパラダイスで盛り上げる。
2A3は300Bと比べてチャーミングな音色かな・・
2A3と6A3の比較、回路の違いの比較など色々趣向を凝らして楽しませてくれた

この会場は思いのほかライブでこれだけのお客様が入っても未だブーミーな感あり。音出しは奥が深い。

ともあれ 各真空管アンプの音色の特色、各種音源ソースの違い、選び抜かれた曲、マニアの心をくすぐった企画で実に楽しい会であったと大好評であった。

                               おわり      

開 催 日
会    場
執  筆

2019年9月29日

我孫子北近隣センター並木本館
多目的ホール
脇田