AAFC 秋のオーディオコンサート 2012

「われら、自作派」 開催記録

 
                                                   出展者と機材の詳細はこちらでご覧いただけます ↑(クリック)

  会員には音楽鑑賞派、自作派、両方とも派が幅広く混在している。今回は思い切ってクラフト会員に例会並みの時間を取った。
最新の作品を披露して頂き、レファレンスSPを決めて 音の違いと音楽をたっぷり愉しもうという試み。自作オーディオコンサートは
これで3度目。
SPはタンノイGRFメモリー、発表者4名、持ち時間各自50分とした。

  集合時間11:45には各自の機器、タンノイSPが全て揃い、全員が手ぐすねを引いて
待機していた。
12:00に早速搬入開始。音出し、会場設営を瞬く間に完了、手際の良い事!
天気に恵まれ順調にお客様が集まる。

定刻に開会を宣言しコンサートが始まる。

一番手は介川会員 

 12B4A OTLモノラルアンプでCD演奏。
いきなり松田聖子、ついでザ・ピーナッツ、シンシア・・懐かしい声が流れる。どこか人懐っこい音。半田鏝、真空管人生をかたる。介さん漫談は会の名物、半田の煙が漂いそう。会場は笑いがさざめき、和やかな雰囲気となる。

          

 

二番手は石井会員 

 30年の長きに亘り改良に改良を重ねたトランジスタプリメインアンプ、LPは自ら設計・製作したイコライザーアンプ、CDプレーヤーはこれまた改善を重ねたもの。このプリメインアンプ、例会でもおなじみだが、その都度音が良くなっている、どこまで行くのやら。女性ボーカル、ポピュラーからクラシックまで、LPもCDも流石に高品位な音。

 

15分の休憩 
会場後方には会員手つくりの作品が展示された。蓄音機、真空菅アンプ、カーボンオーディオアクセサリー、更に会員の出版物が
並ぶ。
横側にはパネル四枚にコンサート史を始め様々な活動の模様を展示。
いずれにも多くの方が熱心に見入っておられた。


三番手は宇多会員

 嘗て専門誌にも製作者対談があったオリジナルの超三結アンプとこのデモ用に製作したEL34PP モノアンプ2台。音源はCD。熟達の技でアンプを即座に切り替える、お蔭で音の違いが良く判る。フユージョンからバッハまで曲の作り方から音の作り方まで話題豊富で引きつけて離さない。

 

四番手は石田会員

 ルビジュームクロックを用いたCDトランスポート、DAC、OTLアンプと全て自作。小編成クラシックからジャズボーカル等を演奏。途中水晶クロックとルビジュームと交換試聴。違いは歴然、ルビジュームは素晴らしい。最後に5月に同じ会場で行ったフラメンコの生録を再生。そのリアルなこと、あの熱演が蘇った。

 

会員30名の他、お客様は30名超。驚いたことに4時間の長丁場に拘らず、皆さま最後まで熱心に聴いて下さった。しかも発表が終わり次の準備をしている間、お客様が押し掛け質問攻め。次が始まるのでご着席をと促すアナウンスが毎回必要だった。自作派に特化した催事には不安があったが、まだまだ隠れフアンがいると思った。

      

タンノイGRFメモリーは使用頻度が少なく音質チェックも兼ねて使ったが、問題なく朗朗と鳴り好評であった。

最後は場所を変えて打上げ、30名以上が集まり盛会を祝った。なんと賑やかなこと。

発表者の方はもとより、知恵を出し、体に汗をかき尽力頂いた会員の皆様の底力にあらためて感服、感謝いたします。

 

以 上

開 催 日 会    場 演  出 写 真 撮 影 執  筆 編  集
2012年10月6日
アビスタ大ホール

山本、後藤, 大久保、他

越川、他
脇 田
堀 端