会の良き伝統である皆さん全員の暖かいご協力により、準備、設営、運営、後始末など無事終了することが出来ました。
事前のPRとして例年のように新聞、地方紙、ミニコミ紙などにコンサート案内を掲載して貰いました。
ポスターは例年通り上野さんの素晴らしいデザインのものを大小2組用意し、市の掲示板、駅、店舗などに会員各位が貼って下さいました。
演奏家の選択、交渉、曲目等については脇田さんにお願いしました。
コンサート前半については、録音担当の依頼・調整および環境設定支援を宇多さんに担当して頂きました。
事前に会場を見学し、設備の点検、操作などを確認しておき、これが効果的でスムースな運営が出来ました。
12日(日)当日は早めに全員が会場に終結し、分担に従い機器の運搬、設置、会場設営などを行いました。例年は60名程度の聴衆なので控えめに椅子、パンフレットなどは準備しました。有り難いことに予想に反して130名もの大勢の聴衆が来て下さり、何度も椅子を補充したりパンフレットも追加増刷するなど嬉しい誤算となりました。
第一部としてチェロ・白石武史、ピアノ・上田麻衣子、クラリネット・鈴木美香さんによる室内楽三重奏を聴いて頂きました。
サティ、ラフマニノフ、ベートーベン、サンサーンス、ピアソラなど多彩なプログラムで楽器の紹介と自己紹介を兼ねながら、楽しいトークを交えての演奏に聴衆が酔いしれました。
第二部は会員の高橋さんの解説により「オーデオの昔と今」と題してSPから
LP,CD,DVDに至るオーデオの変遷を話して頂きました。
貴重なコレクションから珍しい盤を解説付きで紹介、針音懐かしい名演奏を鑑賞しました。
高齢者は別としてSPを初めて聴いたという方が多く、貴重な体験をしたと好評でした。時間の関係からほんのサワリだけでしたから、将来これだけのコンサートを開催して詳しく聞いて頂きたいと考えています。
最後は映像付きのDVDによりベートーベンの交響曲第五番、「運命」を上映し最後に拍手を頂きました。
電話による問い合わせはSPコンサートに関するものが多く、興味のある方が多いのが分かりました。
例年は第二部になると聴衆が激減するのですが、今年は殆どの方が残って聴いて下さいました。
高橋さん秘蔵のシリンダーレコード、初めてのLP、CDなど滅多に見ることの出来ない貴重な資料を会場の後ろに設けたテーブルに陳列して見て頂きました。
プログラムには清水さんとの合作による「オーデオの変遷」を纏めた資料を載せました。
倉田さんの素晴らしいペン画でエディソンのオリジナルフォノグラフ、ベルリーナのオリジナルグラモフォン、家が一軒買えたという究極のビクトローラ・クレデンザの蓄音機がプログラムに花を添えて下さいました。
大久保さんは例年、素晴らしいプログラムのデザイン、作成をして下さいました。
会場にはAAFCの歩みを掲示板に貼り展示しました。
コンサートのポスター、パンフレット類、会報、例会、観桜会、旅行などの写真など今までの歴史を纏めました。
演奏の記念録音は恒例の石田さんに加え、新会員の石関さんも担当され、2枚組の素晴らしいCDが出来ました。
以 上
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