Ishida

マルチアンプで聞くSHM−CD

AAFC例会資料
2008/09/13
担当 : 石田 隆

 

1.趣旨
ネットワークを使うマルチウェイスピーカよりマルチアンプの方が理想的だと言われていながら、今まで私としては実際に試してみたことが余りありません。今日は少し真面目に取り組んで見ようと組み立てたマルチアンプシステムをお聞きいただきたいと思います。
そして聞いて頂くソースは最近話題のSHM−CDで、これを通常のCD盤とSHM盤で同じ曲が入ったサンプラーで聞き比べていただこうという趣向です。

2.アンプ
アンプは出来れば同じものが良いはずですが、これまた複数のアンプを用意するのも大変なので、今回はお手軽で安価なデジタルアンプの完成基板が見つかったのでそれを4組揃えて使います。このままでも4Wayまで出来るのですが、今回は会場も広い上に、このアンプが8W/chとチョッと出力が小さいのが難点なので、中高域をそれぞれユニットのダブル駆動にし、低音だけをLM3886アンプで駆動します。

3.スピーカ
スピーカは低音をScanSpeaksの18W8545を左右共用の64LバスレフBOXに入れ、中音はDENONの12RW34を4個、高音が同じく32DT34を4個それぞれ独立バッフルに組み込んでいます。

4.入力系
チャンデバ(DAC)はBEHRINGERのデジタルチャンデバですませ、入力はSONYのSCD-XE6の改造品です。XE6は前回のデモの時から内部クロックを高精度の物に入替えました。これで大分音がすっきりしました。

5.ソース
この装置で聞いて頂くのはクラシック編とジャズ編のSHMサンプラーです。
SHMとは基材のポリカーボネートを従来より透明度の高い品質のものに替えたCDのことで、Super High Materialの略だそうです。果たして違いがわかるでしょうか。

曲名

Jazz編                                    Classic編
Stella By Starlight   Anita O’Day          ラデツキー行進曲   小澤征爾
Days Of Wine And Roses Oscar Peterson      モーツァルト レクイエム ベーム
They Say It’s Wonderful                 リスト ピアノ協奏曲第1番
John Coltrane & Johnny Hartman           アルゲリッチ・アバド
Greensleeves         Kenny Burrell       サンサーンス交響曲第3番2楽章
                                               デュトワ
                                             他

以 上