演奏
フィリップ・フッテンロッハー(オルフェオ)
ラシェル・ヤカール(エウリディーチェ)
トゥルデリーゼ・シュミット(音楽の女神)
グレニス・リノス(シルヴィア、プロセルピナ)
ヴェルナー・グレッシェル(プルトーネ)
ローラント・ヘルマン(アポロ)
フランシスコ・アライサ(牧人、霊)、他
チューリヒ歌劇場バレエ団
指揮:アルノンクール
収録:1977年、チューリヒ歌劇場
<あらすじ>
オルフェオは竪琴の名手。彼にはエウリディーチェという妻がいる。
ある日、エウリディーチェは毒蛇に足を噛まれて死んでしまう。
最愛の妻を失ったオルフェオは嘆き悲しむが、やがて意を決して、エウリディーチェを取り戻しに黄泉の国へ降りていく。
黄泉の国に行くには川をわたらなければならない。この川の渡し守カロンテは死者しか渡すことはできない、とオルフェオを拒む。
そこでオルフェオは自慢の竪琴と歌でカロンテを説得しようとするがなかなか上手くいかない。 しかしカロンテがまどろんだ隙をついて川を渡り、黄泉の国に入る。 ここで、また音楽を奏でて、黄泉の国の王妃プロセルピーナを感動させ、彼女のとりなしによって黄泉の国の王プルトーネからエウリディーチェを連れ帰る許可を得る。ただし地上に達するまで振り返って妻を見てはならない、という条件が付けられる。ふたりは地上へ出発するが、オルフェオはだんだん不安になってくる。エウリディーチェは本当に後ろからついてくるのか。 再び黄泉の国に連れ戻されてしまうのではないか。不安を抱くオルフェオは騒がしい物音に耐えきれず、後ろを振り返ってしまう。 約束は破られた。エウリディーチェは再び黄泉の国にもどり、オルフェオはひとり寂しく地上に帰る。
以 上