"ピアノの巨匠 リヒテル"

映像 1968年制作

AAFC例会資料

2009/02/28

担当 : 高橋 敏郎


演奏曲目 (いずれも抜粋) 

1。 バッハ:幻想曲とフーガ BWV 904
2。 フマニノフ : 絵画的練習曲 OP.39 − N0. 4
3。 リスト: ピアノ協奏曲 第1番 第2楽章 (BGMとして)
4。 ドヴォルザーク; ピアノ協奏曲 モスクワ・フィル コンドラシン(C)
5。 シューベルト: ピアノ・ソナタ 八長調 第2楽章
6。 ショパン : 華麗なる変奏曲 OP. 12
7。 リスト : ピアノ・ソナタ ロ短調
8。 モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番モスクワ・フィル バルシャイ(C)
9。 プロコフィエフ : ピアノ・ソナタ 第6番
10。 ドビュッシー : 前奏曲 第6番と「喜びの島」
11。 ショパン : 練習曲 OP.10−N0.4/NO.10/NO.12「革命」

白黒画像で音の状態もよくないが、20世紀ソ連の生んだ大ピアニスト、リヒテルのソ連時代
(50−60年代)の壮年期の映像を見ることができる。
また 自宅や演奏旅行でのスナップ(年に130回も演奏会をやっていた!)、
美術に対する並々ならぬ関心度(若い頃は画家志望)、芸術観や人生観なども垣間みられ
貴重な資料となっている。

リヒテルの略歴

1915年 ウクライナで出生。父はドイツ出身のピアニストだったが、 ピアノはほとんど独学で
       勉強する。 16歳からオデッサ歌劇場の伴奏ピアニストとして勤務。
  34年 オール。ショパン・プログラムでデビュー。大成功を収める。
  37年 モスクワ音楽院入学。ネイガウス門下となる。
  41年 この頃 スパイ容疑で父が銃殺される。
  60年代以降、漸く西欧への演奏旅行が許される。
  70年以来、9回来日し、国内各地で計160回以上の演奏会を開く。
         このころ以降は ヤマハのピアノを愛用。
   97年 モスクワ郊外の別荘にて死去(享年82歳)。

   

以 上