第一回公開講座

・・・発声法を学ぼう・・・

ベルカント唱法と日本人の大脳生理

AAFC例会資料
2009/08/22

担当 : 石関 吉彦
編集 : 佐藤 久男


  

 AAFC初めての公開講座を石関会員の解説とソプラノ歌手の金岡さんの実演を交えて開催した。
2009年8月22日、アビスタ2階の小ホールで16:00〜17:30まで、定員70名の会場がほぼ満員の聴衆で補助椅子を2回追加するほどの大盛況であった。

声楽で発声法という特殊な分野だけに、聴衆は可成り限定され、興味を示すのは声楽家・合唱団員が多くどれ程の聴衆が集まるか、はらはらどきどきの連続であった。

市内の合唱団を中心にパンフレットを送付し配布して貰ったのが、効を奏したのかも知れない。
市の施設・近隣センター、集会所、掲示板、案内板などを中心にポスターを貼った。これを見た女性の方から問い合わせが3件あり関心の高さに一安心する場面もあった。

石関会員による講演の内容、レジメは以下の資料を見て頂きたい。

日本人の大脳は世界唯一、大脳の働きが欧米人、東南アジア人と異なるためこれが発声法に大きな影響を与えていると言うのが今回の講座のポイントであるようだ。

これを克服する方法を考案、実践しているAAFC会員石関さんとソプラノ歌手の金岡さんが、その理論およびその効果を実証すべくプッチーニのオペラ「蝶々夫人」からアリアを披露して頂いた。

 

金岡さんの細い体からは想像も出来ない声量と叙情的な表現力に会場の聴衆は圧倒され、素晴らしい拍手でこれに応えた。

最後に具体的な発声法、練習法について質疑応答があり熱心な聴衆から活発な質問が出て金岡さんの説明を頷きながら聴いているのが印象的だった。

アンケートには具体的な発声法について、是非続編を開いて欲しいと言う要望が多数あり今後、講師、会場の都合を見て検討して行きたい。

いつもながら会員各位の素晴らしい協力で、スムースな会場設営、運営、進行が出来たのは感謝に堪えない。

                          以 上