私の好きなジャズ・プレイヤー 二人

Eddie Higginns と Paul Desmonndo

AAFC例会資料
2009/12/26
担当 : 鯉渕 幸也


 なぜこの二人の組み合わせなのか
  孫へ贈る本を探しに 新星堂書店へ行き、いろいろ物色したが、結局宮沢賢治の童話集になった。 
本命だった“風の又三郎”が欠けていたので図書館で借りて50ページほどコピーしてセットにして送った。
(翌日、彼女から早速「お爺ちゃん、本届いたよ ありがとう」と電話があった。なんていうことはない、
自分の昔の押し付けだが、昔話の話題になる・・・)

 もちろん 久し振りでCDコーナーに回ったところ、「追悼・エデイ・ヒギンス!」の表示があった。
8月31日死去とあり、ヴィーナスレコード社から追悼のベスト版が並んでいた。(1932〜2009)

  彼の穏やかな演奏振りが気に入り CDを何枚か持っている。 ジャズ・ジャーナリストの
小川 隆夫氏によれば、「目下再評価組みのトップを走っているヒギンスの特徴を品のいいタッチと
ダイナミックな展開がほどよくミックスされているところだ。 日本人好みのブルージーな演奏や
ボサノバも得意である。 適度な品のよさが保たれているところも魅力だ。 へたをすればムード
ミュージックになるところを、彼はギリギリのところで素晴らしいジャズにしてみせる。 スタンダード
チューン演奏をするときにある種のモダニズムを感じさせるところも好ましい。」・・・・としている。
(2003年7月)。
  その脚で少し歩くと同じジャズコーナーで“TIME OUT”・TAKE FIVEを見つけた。実はそのCDを
持っていなかったのである。
デイヴ ブルーベックカルテットの作品であるが実はアルトサックス奏者、ポールデスモンドが作曲者
であることは衆知の事実。 なぜか私は、ジャズを聴き始めた当初からデスモントのベスト版CDを
持っていて、クールでいて優美なデスモントの演奏を愛聴して、後にジェリーマリガンと組んだCDまで
持っている。 
  帰ってから久し振りでジャズのテキストを取り出して読んでみる。 歴史に残る作品であるから 
もし、まだ・・・ という方があれば、一興まで。 
二人の作品の選曲はお任せください。

以 上
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