今回は「関西のおもろいCM」と題して発表します。
CMとはコマーシャルメッセージの略で、民間放送などで、番組の前後や途中に行う広告のことを指します。
関西CMに限らず地方のローカルCMには共通する条件があります。それは「制作費が少ない」ということであります。そこで、限られた予算の中でいかにインパクトのあるCMを制作できるかが鍵となります。
その鍵の要となるのは「言葉」であります。たとえば今回ご紹介するCMの中には、「夫が建てる妻の家」、「亭主元気で留守がいい」など非常にインパクトのある言葉があります。
CM制作会社は関西にも数多ありますが、その中でも異彩を放つのはD社の「Hグループ」であります。このチームは最初のプランナーだったHさん(現在は引退)の系譜を数十年、脈々と受け継いでいるチームです。
古くは関西電気保安協会、郷ひろみの「ハエハエカカカキンチョール」、近作では岩下志麻の象印マホービンまで、それはそれはとんでもない人たちです。
現在でも金鳥のCMの過半数はこのチームが制作しているといえば、だいたい傾向がわかると思います。(ここまでの文面はMSNの質問箱から拝借しております。)
なお、ビデオテープからDVDにダビングしておりますので少々画像が荒れておりますがご了承ください。
代表的なCMは以下の通りです。
・関西電気保安協会
・ミスタードーナッツ
・金鳥(キンチョール、タンスにゴン、ハイサッサetc)
・公共広告機構
・三田工業(現京セラミタ)
・朝日新聞
・ピップ ダダン
・ナショナル インバータ蛍光灯
その他いろいろありすぎて書ききれません。悪しからず。
このCM集は35分で終了します。このため、「なにわのCM100連発」という研究用のビデオを時間の許す限り流します。これはHチームのCM程おもろい内容ではありませんが、昭和31年のCMが収録されており、なかなか興味深い内容ではないかと思います。
以 上