『ピアニスト ネルソン・フレイレ
(Nelson・Freire)』

AAFC例会資料
2010/7/04
担当 : 池田 充宏 


■ 略歴
・ 1944年、ブラジルのボア・エスペランサで生まれる。幼少期にF・リスト直系のN・オビノに師事。
・ 1956年、リオ・デ・ジャネイロ国際コンクールで入賞し翌年から2年間ウィーン留学。
  B・ザイデルホーファー、S・アシュケナーゼに師事する。
・ 1967年 リスボンの国際コンクールで優勝し、1968年ロンドン、1969年アメリカデビュー。
  力強さの中にも叙情をたたえたみずみずしいピアニズムが高く評価された。
・ この間、相前後してデビューした、アルゼンチン出身のM・アルゲリッチ、D・バレンボイム、
  B・L・ゲルバーらとともに南米出身の若手として旋風を巻き起こす。
・ しかし、この後録音に恵まれず、1980年代後半から90年代にかけて録音、ステージから遠ざかる。
  2000年DECCAと契約、活発な録音で再注目される。

■ プログラム
  1. R・シューマン(1810-1856)
   (1)謝肉祭 OP.9から                   (2002年録音 10分程度 DECCA)
     第1曲「前口上」、第12曲「キアリーナ」、第13曲「ショパン」、第14曲「エストレラ」、
     第15曲「めぐりあい」、第21曲「フィリステン達を計つダヴィド同盟員の行進」
   (2)子供の情景 OP.15から「トロイメライ」      (2002年録音 2分31秒 DECCA)

2. W・ルトスワフスキー(1913-1994)
   パガニーニの主題による変奏曲(2台のピアノ)   (1982年録音 5分51秒 PH.)
   M・アルゲリッチ(P)

3. J・ブラームス(1833‐1897)
   ピアノ協奏曲 第2番 第1楽章から          (2005年録音 12分程度 DECCA)
   R・シャイー指揮 ライプチッヒゲヴァントハウスO.

4. C・ドビュッシー(1826‐1916)
   前奏曲集第1巻から「亜麻色の髪の乙女」      (2008年録音 2分23秒 DECCA)

5. F・ショパン(1810‐1849)
   (1)夜想曲 第5番 OP.15‐2              (2009年録音 3分59秒 DECCA)
   (2)舟歌 OP.60                      (2004年録音 7分30秒 DECCA)
   (3)練習曲 OP.10‐3                  (2004年録音 4分05秒 DECCA)

     以 上