第22回 オペラ鑑賞会を台風14号の接近の情報を聞きながらいつもの久寺家近隣センターで開催した。
夕方には大型の台風が接近するというので参加者が集まるかどうか危ぶまれたが6人の熱心な会員が集合した。
差し入れの赤ワインで喉を潤しながらプッチーニ の歌劇「トゥランドット」 2002年、ザルツブルク音楽祭で上演された演奏を鑑賞した。
会員の赤田さんと二人でこの上演を観てきたのでパンフレット、写真などを参考に観ていただいた。
豪華で巨大な舞台装置とゲルギエフ指揮、ウイーンフィルの緻密な音楽に全員魅了され終演には拍手が湧いた。
トゥーランドット姫、カラフ王子が巨体でイメージがそがれたが素晴らしい歌唱力で観客を圧倒していた。
巨大な舞台装置はザルツブルクの祝典劇場以外では設置不可能なもので観客の度肝を抜いた。
プッチーニ最後のオペラ作品で未完に終わったが第3幕後半はF.アルファーノが草稿に基づき完成された。
オリンピック大会で荒川静香が使用して有名になった第3幕テノール「誰も寝てはならぬ」はお馴染みである。
今回の上演は「ルチアーノ・ベリオによる第3幕補作版」を使用したとパンフレットに記載がある。