11月特別例会 映画・オペラ鑑賞会
<午後の部>

AAFC特別例会資料


第24回オペラ鑑賞会

ビゼー作曲 歌劇 「カルメン」

2011/11/20

担当 :清水 俊一


 Bolero 

なお、カルメンに先だって現代、世界最高のバレリーナ、あるいは百年に一人のダンサーとも呼ばれているシルヴィ・ギエムのボレロ(約15分)を上映した。

ギエムは東北被災地支援のため、先頃来日しボレロを踊っている。
今回使用した映像は、2009年2月9日、東京・五反田ゆうぽうとホールでのモーリス・ベジャール追悼公演におけるものである。
ベジャール振付のボレロは以前(2007年10月13日)の例会でジョルジュ・ドンで取りあげたことがある。
       
(2007年10月13日、ダンサー:ジョルジュ・ドン)


   

Carmen 会場変更に伴う臨時例会、午前中のミュージカル「南太平洋」に引き続き、11名の参加をもって実施した。
  アンケートで2番目に要望の多かった「カルメン」、フランチェスコ・ロージ
監督のオペラ映画(レーザーディスク)を上映した。

  この作品、まずタイトルロールのジュリア・ミゲネス・ジョンソンの強烈な個性に圧倒される。ホセのドミンゴも好演、またエスカミリーリョのライモンディのダンディ振りにも魅せられる。 ミカエラとホセの間で交わされる郷愁に満ちた歌の数々。
   全体を通してスペインの風土を強く意識させられるのは闘牛などスペイン・ロケの成果とアントニオ・ガデス振付のダンスの為だろう。
   監督のロージは若いころ、ゼッフィレリと共に巨匠ヴィスコンティのもとで修行したという。 映像と音楽が緻密に結びついた見事な作品というほかはない。


「歌劇「カルメン」

【作曲者】    ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet, 1838年10月25日 - 1875年6月3日)
【作曲時期】  1872~74年
【初演】     1875年3月3日 パリ、オペラ・コミック座
【台本】     ルドヴィック・アレヴィ、アンリ・メイヤック(フランス語) 
【原作】     プロスペル・メリメの小説『カルメン』
【舞台】     1820年頃、スペインのセヴィリャ

【指揮】     ロリン・マゼール
【演奏】     フランス国立管弦楽団&合唱団
【キャスト】
   カルメン    : ジュリア・ミゲネス・ジョンソン
   ドン・ホセ   : プラシド・ドミンゴ
   エスカミーリョ : ルッジェーロ・ライモンディ
   ミカエラ    : フェイス・エシャム
     他

【監督】     フランチェスコ・ロージ
【製作】     パトリス・ルドゥー
【演出】     フランチェスコ・ロージ、トニーノ・グエッラ
【振付】     アントニオ・ガデス
【制作】     1984年 仏・伊合作

【演奏時間】
    第1幕    53分
    第2幕    41分
    第3幕    31分
    第4幕    23分
   合計 約2時間30分

以 上