生誕２００年

フランツ・リスト （Franz Liszt）　

■　略歴

・　1811年オーストリアの国境近くのハンガリー、ライディングに生まれた。
　　（ドイツ系ハンガリー人）幼少期からピアノ演奏に秀で神童と持てはやされた。
・　1822年ウィーンに移り、作曲をサリエリ、ピアノをチェルニー（ベートーベンの弟子）に
　　師事し、演奏家としてデビューした。翌年、パリに進出し、ショパン、ベルリオー ズ等と
　　交際する。
・　その前半生は、当時「バイオリンの魔王」と称されたパガニーニの影響を受け
　　ヴィルトゥオーソピアニストとして、圧倒的人気を得て、超絶技巧の華麗なピアノ曲
　　を作曲するとともに、「交響詩」分野の創始、「リサイタル」の開始など後世に大きな
　　影響を与えた。
・　後半生では、演奏活動から次第に身を引き、ワイマール、ローマ、ブタペストを拠点
　　として、宗教音楽をはじめとする多分野に渉る作曲と教育活動（ハンガリー王立音楽
　　院＝現在のリスト音楽院の創設など）に重点置いた。
・　晩年には、カトリックの僧籍を得て信仰の道に勤しむとともに、多くの弟子に囲まれ
　　後進の育成に努めた。
　　1886年娘のコジマ・ワーグナーの住むバイロイトで死去。

■　プログラム

　１．ハンガリー狂詩曲第6番　（P）M.アルゲリッチ　　（1961年録音　6分20秒　DG）

　２．愛の夢第3番　　（P）L.O.アンスネス　　　　（2006年録音　4分02秒　EMI）

　３．ピアノ協奏曲第1番、第1楽章、第2楽章（一部）
　　　（P）K.ツィマーマン　（指揮）S.小澤　ボストンS.O.（1987年録音7分程度　DG ）

　４．ペトラルカのソネット第104番　（P）N.フレイレ（2011年録音5分56秒　DECCA）

　５　.ラ・カンパネラ　　（P）J.ボレット　　　　（1982年録音　5分07秒　DECCA）

　６．交響詩「前奏曲（レ・プレリュード）」
　　　（指揮）W.フルトヴェングラー　ウィーンP.O.　（1954年録音　15分30秒　EMI）

　　　　　　　　　　　　　　　以　上