タンノイ システム 215  レベルアップ作戦

AAFC例会資料

2012/01/29

総括 : 山本 一成
編集 : 堀端 俊雄

         
  ←参加者に配布された作業手順書  
         
 
作業台に並べられた部品の一部 →
 
     

日  時 : 2012年1月29日(日) 午前9時半~12時半

出席者 : 佐藤、脇田、三田、林、小林、堀端、上條、宇多、霜鳥、渋谷、後藤、福林(佐藤氏同行)
       小川、島、多賀、山本 (計17名 敬称略、順不同) 

 特別例会にもかかわらず、思いの外多くの方の参加を得て(さすが皆さんオーディオマニアとしての
気概がある方ばかり)、早速次の手順で作業開始。

手順 1. 通常セッティングで音鳴らし     
手順 2. 接点回復
手順 3. 電源・極性チェック
手順 4. バイアンプ設定 
手順 5. 振動対策 インシュレーター設置
手順 6. ラック補強
手順 7. ウェスタン系ケーブル 試聴
手順 8. スーパーツィーター   試聴   

 まず、手順1:通常セッティングで試聴  まあまあこんなものか。 当然だがいつもと変わりない。

手順-1に引き続き、林さんの指摘でスピーカーユニットそのものの取付ネジ増し締め作業。
何と過去の増し締めから何十年たったのか? と疑いたくなる位、六角レンチが簡単に回ってしまう場所もあり・・・・・・    4個のウーファー全部締め直す。

   

  次に後藤さんの主導で手順2,3を同時進行:電源のプラグ、プリアンプ、メインアンプの全てのRCA端子を専用液で清掃。 続いて全ての機器の電源の極性をチェッカーや検電ドライバーにて極性を整合させる。
ここで、試聴。
「こんなことでそんなに音が変わる訳が無い。」 と トライした事がない会員は、その違いに目を白黒。
このような細かい地道な努力が自分の音を良くする第1歩だと感じた会員には大きな刺激となったはず。
全員、合点ボタンを押す。

 次に愈々手順4、脇田さんの主導でバイアンプ接続に挑戦。 マッキンアンプを低音側、ミュージカルフィデリティ A-1を高音側として使用。(バナナプラグを使用) 試聴。
両アンプのボリュームで調整、全体的に力感が出て良い方向だが、バランスを取るのに一苦労。
時間の都合があるので取りあえずベターな位置に赤いマークを貼って固定。
その一定の効果を認識するも、会員それぞれ微妙な面持ち。
(悪くはないが、期待していた程では無いなァーと言う評価の様に感じた。)
主導した脇田さんも何か狐につままれた状態で、基本に立ち返り、次回例会朝チェックへ。

    

 もうひとつの重要事項である振動対策に入る、手順5、6を並行して施工。
まず、スピーカーと台座の間にインシューレーションを施工。 不安定だったオーディオラックも上條さん、小林さん他の主導で補強。決して大きな変化ではないが、全会員が良くなったと認識できる差であった。

手順6の後、バイアンプテストでCDプレーヤーから直に各アンプに接続。宇多さん作成の入力分割アッテネターによる。 変化みられず。

    

 次に、回転系の振動の多いCDの脚部に林さん特製のカーボングラファイトインシュレーターも設置。
両インシュレーターの施工により音が落ち着き、その輪郭がハッキリしてきた。これにも一同合点!の
ボタンを押す。勢いに乗じて他の機器類にも設定。

   

 最後に本日のチャレンジに、トータルな印象を会員に問うと、全員、音が改善されたとの評価。
今回のチャレンジは成功理に終える事が出来たと感じている。
参加皆さんの積極的な協力に感謝したい。 

 次に、福林さん紹介のウエスタンのケーブルと興味深い無指向性のスーパーツイターを聴かせて頂いた。 高音のギスギスした感じが取れ柔らかく、スーッと音が抜けるように拡がっていく変化を感じた。

 以上、限られた時間であったので、まだまだやり残したことは多い。オーディオファンクラブの名に恥じないよう、 次回も企画して更なるレベルアップを図りたい。

以  上