=ヴァイオリン曲 ヴィクトリア ムローヴァ特集=
1959年 旧ソビエト生まれ。1975年 ヴィエニアフスキー国際コンクール優勝
1980年 シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。
1982年 チャイコフスキー・コンクールで優賞
1983年 フィンランド→スウェーデン経由でアメリカに亡命
ムローヴァの魅力は、完璧なテクニック(旧ソビエト時代=10歳までにヴァイオリンの基礎を徹底的に叩きこまれた。)を超えた奥にある表現力だと思う。とかくテクニックだけを誇張して物足りなさを感じる演奏者が多いが、ムローヴァは難曲でも楽々弾きこなしてしまうので、聴き手はそのテクニックに気を取られることなく音楽の神髄を感じる事ができる。透明で美しい音色が綺麗に伸び、しなやかで、瑞々しく、洗練されていて凛とした気品の中にも強靭さも感じるとれる演奏である。
1. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品77 第2楽章 フィィップス 8:39
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮 アバド 1992年サントリーホールでの
ライブ録音。
エコークラッシク賞、ドイツ・レコード批評家賞、レコード・アカデミー大賞受賞
アカデミー賞協奏曲部門受賞。
2. パガニーニ:無伴奏ヴァイオリンのための作品
<わが心はうつろになりて>の主題による序奏と変奏曲 12:34
1987年オランダでの録音
3. ショスターコヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第1番ト短調 第3,4楽章 16:34
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮 アンドレ・プレヴィン
1988年ロンドンでの録音
4. バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタからパルティータ第3番より ONYX 時間まで
2007年録音
補追 :「ブラームスの三重奏曲No.1」 ディアパソン・ドール賞受賞
「バッハ 無伴奏のためのパルティータ」グラミー賞受賞
私のオーディオ的偏見
1.歪みの排除とバランスを整える。
2.音楽の豊かさをもたらすのは低音域よるところが多い。
3.1に部屋、2に録音、3に装置、4に電源。
4.イコライジングは必要。メーカーはユーザーの家の状況を想定していない。
5..CDの音場成分は聴取位置まで届かず消えてしまうのが普通。
(ヘッドフォンは別。)
以 上