1 久しき昔
「汝は帰る。ああうれし。長き別れ、ああ夢か。―――はるかな昔」という昔学校で習ったうろ覚えの歌がありました。最近調べてみたら、次のようなことがわかりました。
Long, Long Ago 久しき昔
Words and Music By: T. H. Bayly (1833) 作詞・作曲 T.H.ベイリー(英国)
発表時は評判にならなかったが、1843年米国で出版され好評を博したので、米国民謡と誤解している人もいるようです。
Tell me the tales that to me were so dear, Long, long ago, long, long ago;
Sing me the songs I delighted to hear, Long, long ago, long ago.
Now you are come, all my grief is removed, Let me forget that so long you have roved,
Let me believe that you love as you loved, Long, long ago, long ago.
Do you remember the path where we met, Long, long ago, long, long ago?
That's when you told me you would not forget, Long, long ago, long ago.
Then, to all others my smile you preferred, Love, when you spoke, gave a charm to each word, Still my heart treasures the praises I heard, Long, long ago, long ago.
Though by your kindness my fond hopes were raised, Long, long ago, long, long ago;
You by more eloquent lips have been praised, Long, long ago, long ago.
But by long absence your truth has been tried, Still to your accents I listen with pride,
Blessed as I was when I sat by your side, Long, long ago, long ago.
訳詞:近藤朔風 (翻訳作品としては、『野ばら』、『ローレライ』、『菩提樹』、『シューベルトの子守歌』などが有名)
語れ愛(め)でし真心 久しき昔の 歌え床(ゆか)し調べを 過ぎし昔の
汝(なれ)帰りぬ ああうれし 長き別れ ああ夢か 愛ずる思い変わらず 久しき今も
逢いし小径忘れじ 久しき昔の げにも堅き誓いよ 過ぎし昔の
汝(な)がえまい 人にほめ 汝が語る愛に酔う やさし言葉残れり 久しき今も
いよよ燃ゆる情(こころ)や 久しき昔の 語る面(おも)は床しや 過ぎし昔の
長く汝(なれ)と 別れて いよよ知りぬ真心 ともにあらば楽しや 久しき今も
ベイリーの詩よりも、訳詞の方がよさそうですね。
津川主一訳もあるが、これとほとんど同じ。
その他の歌詞: 古関 吉雄 作詞
「思い出」
垣(かき)に赤い花さく いつかのあの家 ゆめに帰るその庭 はるかなむかし
鳥のうた木々めぐり そよ風に花ゆらぐ なつかしい思い出よ はるかなむかし
白い雲うかんでた いつかのあの丘 かけおりた草のみち はるかなむかし
あの日の歌うたえば 思い出す青い空 なつかしいあの丘よ はるかなむかし
他にもいくつかの歌詞があるようです。
歌っているのは、クロスロード レデイーズ アンサンブル 4分
キングレコード「世界の愛唱歌」より。我孫子図書館にあります。
2 バッハ チェロソナタ第2番ニ長調(BWV1022) 第3楽章
パブロ カザルス、ミスチフラフ ホルショフスキー 8分
ゆっくりした演奏が好きな人に。
フルニエ+ルジチコバもマイスキー+アルゲリッチも5分前後。
3 ベートーベン交響曲 第8番
ベートーベンの交響曲と言えば、第9番。しかしこれに劣らず好きなのがこの第8番です。短いので、全曲聴きましょう。
Marlboro Festival Orchestra
Pablo Casals 25分
ブログ 手賀沼日記(で検索すればトップ) |
|
メールアドレス |
|
|
|
|
|
|