ラフマニノフはピアノ協奏曲、交響曲、ピアノ曲などが有名で好まれています。
晩祷は1915年に作曲された無伴奏宗教曲でラフマニノフ最高傑作と言われ
ています。
発表当時非常に好評だったのも拘わらず、1917年から約70年間演奏が
許されず、1958年録音されたこのレコードがヨーロッパで大センセーション
を引き起こし、以来親しまれるようになりました。
オクタビスト(超低音バス)が活躍するこの曲は、演奏が難しく、オクタビ
スとの確保が出来なく、ソ連でも滅多に演奏されません。
我が国では、東京トロイカ合唱団が2000年以降、毎年全曲演奏会を開き
世界の注目を集めています。
全15曲からなる1時間を超える大曲で、ロシア民謡、ロシア正教のミサ
などから構成されています。
アレクサンドル・スヴェシニコフ指揮
ソビエト国立アカデミー・ロシア合唱団
オグネヴィオイ (テノール)
コルカン (メゾ・ソプラノ)
録音 1958年8月8日 ロシア
CD VDC-1135 メロディア原盤 日本ビクター盤