イーゴリ・ストラヴィンスキーのバレエ作品
( Igor Fyodorovitch Stravinsky 1882年6月17日 - 1971年4月6日)
三大バレエ
『火の鳥』(L'Oiseau de feu, 1910年; 初演 1910年6月末 オペラ座)
『ペトルーシュカ』(Petrushka, 1911年; 初演1911年オペラ座)
『春の祭典』(Le sacre du printemps,1913年;初演 1913年5月29日 シャンゼリゼ劇場)
『兵士の物語』(L'Histoire du soldat, 1918年; 初演1918年)
ネザーランド・ダンス・シアター
振付: |
イルジ・キリアン |
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出演:ダンサー |
ナチョ・デュアート(兵士) |
ナレーター |
ガブリエル・カタント(語り手) |
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アリエール・ウェイナー(悪魔) |
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フィリップ・グレイ(悪魔) |
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ジェラルド・ティブス(兵士の分身) |
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ピエール・マリー=エスクルー(兵士) |
演奏: |
シェフ・ダウヴェス(クラリネット) |
ルドルフ・セン(コントラバス) |
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ケース・ヒュルスマン(ヴァイオリン) |
ヘンク・ユメルス(トロンボーン) |
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ジョン・モスタード(バスーン) |
ヘール・デ・セーウ(パーカッション) |
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ヘンドリック・ヤン・リンドハウト(トランペット) |
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指揮: |
ダーヴィット・ポルセレイン [収録:オランダ、1988年6月] PHLP-5809 |
ロシアの民話に基づく物語。ある兵士が休暇で故郷の村に帰る途中、休んでヴァイオリンを弾いていると老人が現れる。老人は自分が持っている本とヴァイオリンとを交換しようと言う。その本で未来のことが分かるらしい。兵士は本と交換し、老人の家でヴァイオリンを教える。
3日後、兵士は故郷へ戻ったが様子がおかしい。そこで、老人と過ごしたのは3日ではなく3年間だったことに気づく。絶望した兵士は村を離れ、未来の分かる本で商売を始めて大成功する。億万長者になった兵士だが、心は満たされない。虚しさを感じた兵士は旅に出る。するとある国で王女が原因不明の病気で死にかけていることを知る。兵士は王女を治して妻にしようと城へ向かうが、しかしその前に悪魔の影響から自分の魂を解き放たねばならない。兵士は悪魔とトランプで勝負し、わざと負け財宝を突き返し、ヴァイオリンを取り戻して悪魔をやり込める。兵士は取り返したヴァイオリンで王女のために曲を弾く。これを聞いた王女は病が治り、兵士と結ばれる。しかし、このとき悪魔は、兵士がこの国から出たら破滅するという呪いをかける。幸せだった二人だが、王女は兵士の母親や故郷の家を見たいと兵士にせがむ。王女の願いに抗しきれなかった兵士が国境を越えた途端に兵士は悪魔の手に落ちる。
『プルチネルラ』(Pulcinella, 1920年; 初演 1920年)
スカピーノ・バレエ団
振付: |
ニルス・クリステ |
出演: |
ヨハン・メイアー(プルチネルラ) |
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エリカ・トゥラビ(ピンピネルラ=プルチネルラの妻) |
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マリオン・ヴィジュン(ロゼッタ=若い娘) |
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ジェニファー・ヘーンズ(ブルデンザ=若い娘) |
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アンドレア・ユストリッチ(ガヴィエルボ=若い男) |
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ホセ・ルイ・ヴィエイラ(フロリンド=若い男) |
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ロビン・ウールマー(ファルボ=身代わりの友人) |
歌手: |
テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ) |
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ライランド・デイヴィース(テノール) |
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ジョン・シャーリー=カーク(バス) |
演奏: |
ロンドン交響楽団 |
指揮: |
クラウディオ・アバド |
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[収録:オランダ、1988年4月19、20日]PILC-1141 |
イタリアの民衆仮面劇から採った物語。主人公の色男プルチネルラ(白い衣装に白いマスクの道化)が、恋人を奪われそうになった二人の若い男に襲われて殺されそうになり、死んだふりをした上、身代わりを使って危うく難を逃れる。魔法使いに扮し、死んだふりをした身代わりを生き返らせ逆襲すると幽霊が出たと大混乱。すったもんだのあげく、妻のピンピネルラの元に戻るという他愛のない筋書き。
以上
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