①イザベラ・ファウスト
バッハ 無伴奏Vnソナタ全曲の中から (彩の国さいたま芸術劇場 2013年11月3日)
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 アダージオ 3:49 プレスト 3:11
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番 ブレー 2:55
②イ・ムジチ合奏団
ビバルディー 『 四季 』 他 Vn アントニオ・アンセルミ
(サントリーホール 2013年10月19日)
四季はコンサートマスターが特色を出そうとして頑張り過ぎて、イタリア風の明るい、流がれる様な美しさが失われて魅力なし。
四季はミュヒンガー 指揮のシュツットガルト弦楽合奏団がレコードを出してから知られるようになったのですが、初来日の時に四季はプログラムにありませんでした。
一番のお目当てがなかったが仕方なく行きましたが、後で聞くと日本にはチェンバロが無いと思って外したそうで。ヨーロッパからみた当時の日本の水準はその程度だったのでしょう。然し演奏は今回のイ、ムジチよりも上でした(真面すぎて明るくはなかったけれど)
そこで今日は懐かしのアーヨにしました。
『 春 』の第一楽章3:45
③チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ブラームス 交響曲 第一番、第三番 指揮:イルジー・ビエロフラーべク
(サントリーホール 2013年10月30日)
一番は兎も角、三番の出だしなどはバラバラでハラハラしました、これでは世界の一流とは言い難い。
聞くところによるとこの二、三年でメンバーの半分が変わったと聞き、成る程と思いました。
十八番の新世界も悪かったらしい、早く立ち直って欲しいので思い出深い曲を!!
<1995年のジルベスターコンサート 指揮:ゲルト・アルブレヒト>
この年は音楽好きの四人家族と私と娘の六人でプラハで『リゴレット』を楽しみ、大晦日にはドボルザーク・ホールに行きました。19年前のことです。
ウィーンやベルリンと違って外国人は殆ど居ないようでした。聴いた事のない曲ばかりですが、どの曲も楽しく美しい曲ばかり大変な盛り上がりでした。拍手の中には勿論私のものも?
自分の国で生まれた曲だけでこれだけのコンサートが開けて羨ましいねと話し合いました。
ドボルザーク
オペラ『悪魔とカーチャ』 序曲 7:44 ナイチンゲールのワルツ 4:00
④ロイヤル・コンセルト・へボウ管弦楽団
『 英雄の生涯 』 指揮:マリス・ヤンソンス
(ミユーザ川崎シンフォニーホール 2013年11月17日)
この曲はリヒャルト・シュトラウスがメンゲルベルクに楽団に献呈した関係で、十八番(そう言えばオランダに作曲家はいたかな?)
大編成でホルン12コントラバスも12迫力満点。
これはヤンソンスの2004年就任記念の録音です。
① 英雄 4:28 ④ 英雄の敵 9:38
⑤ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ストラビンスキー バレー音楽 『春の祭典』 指揮:サイモン・ラトル
プロコフィエフ Vn協奏曲第一番
(ミューザ川崎 2013年11月20日)
音響効果の良いホールと聞いていたが、残念ながら一番天井に近い席で樫本大進のソロはヤット聴き取れるほどでした。音は美しく演奏は良さそうだったのに!!
春祭は矢張り大編成で音響の坩堝、まあ17日と20日は今後二度と聞けない音を聞かせてもらった感じ。
⑥ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ベートーベン 交響曲 第一番、第二番、第三番 指揮:クリスチアン・ティーレマン
(サントリーホール 2013年11月8日)
ウィーンらしい柔らかい漂うような音で、曲にもよるがビブラートの掛け方が少ないので音が濁らないと思う。
初めてウィーンが来たのは1953年、ヒンデミット指揮で日比谷公会堂だった。ホールがデッドなのに五十人位。良かったのはアンコールのウィンナワルツだけだった。今回も八、九番だったら申し分なかったのに高嶺の花でした。
ウィーンフィルのベートーベンチクルスは今までに9回しかしてないのに、その内3回は日本とドイツだそうです。チェンバロが無いと思われていた時とは大違いですね。
この一年間で一番感動したのはイザベラ・ファウストでした。
持ち込んだCDプレーヤーとアンプについて
10月末の例会の後で二、三人で横田氏の音を聞きに行きました。濁りのない良い音だなと思いました。3日後にプレヤーが壊れたので、修理か買い替えか一瞬迷いましたが、今までと同じ程度の物を買ってもそこそこする。それならあのプレーヤーのほうが安いと考えて注文しました(一生使うものだから今壊れたのもチャンスかも知れません)