ブルックナー交響曲8番聴き比べ

AAFC例会資料

2014/04/13

担当 : 脇田 隆夫

 

 大仰なタイトルになってしまいました。
1時間以上の大曲ですから、第4楽章の冒頭6~7分だけを聴き比べ、最後に第4楽章を通して聴いてみます。

 姉の病院見舞いに車で1時間余りかかるので、1枚で収まるショルティ/ウイーンフィルのブル8を聴きながら行くと丁度良く、帰りもまたブル8。
数年間続きました。

 昨年の夏、あまりの暑さにへばっていたのですが自宅でエイやとブル8に挑戦。カーステレオの世界とは異次元の世界で、あれこれ聴くと新たな発見があり、気が付いたら30種を超えており現在進行形。

 学生時代の夏、南アルプスを北から南へ 渾身の力で15日かけて汗まみれの全山縦走・・もちろんテント・食料を担いで・・

 ブルックナーは延々と同じような曲想が続きます。南アの夏に雪はありませんし、極端な鋭鋒もありません。ひたすら深い森、気品と威厳に満ちた巨大な山塊が重畳としています。数あるブルックナー交響曲の中でとりわけ8番のひたひたと押し寄せる感動はさながら南アルプスを彷彿とさせるものです。

定番のシューリヒト ヨッフム ハイティング ヴァントはあえて外して気に入ったもの選んでみました。

1. ケンペ・チューリヒトーンハレ   SOMM (71)
2. クナパーツブッシュ・ミュンヘン ウエストミンスター (63)
3. レーグナー・ベルリン放送交響楽団  シャルプラッテン (85)
4. 朝比奈隆・大阪フィルハーモニー   キャニオン  (94/8)
5. スクロヴァチェフスキー・ザールブリュッケン放送管弦楽団 OEHMS     (93)

 以 上

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