22年前のアンヌ・ケフェレック来日公演から

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58(映像)

AAFC例会資料

2014/06/22

担当 : 霜鳥 晃

 

本映像は1992年3月 N響アワーで放映され、VHS録画したものをDVDに再録したものです。
演奏は1992年2月13日、アルブレヒト(ゲオルゲ・アレクサンダー)の指揮 N響との共演で、NHKホールでおこなわれました。
ケフェレックは当時44歳、まだまだ若いころの演奏です。

Anne Queffélec, (1948年1月17日 -  )

パリ生まれのフランスのピアニスト。
父親は作家のアンリ・ケフェレック(Henri Queffélec)。
弟ヤン・ケフェレック(Yann Queffélec)も有名な作家であり、その妻のブリジット・エンゲラーは義妹。
5歳でピアノの演奏を始め、1964年にパリ音楽院に入学。1965年にピアノで、1966年には室内楽でそれぞれプルミエ・プリ(1等賞)をとる。(Wikipediaより抜粋)

 

その後さらに研鑽を積むため、ウィーンに留学し、パウル・バドゥラ=スコダ、イェルク・デームス、そして特にアルフレッド・ブレンデルに師事する。1968年、優勝者をなかなか出さないことで有名なミュンヘン国際音楽コンクールにおいて、審査員満場一致で優勝を果たし、翌年リーズ国際ピアノ・コンクールでも入賞。一躍ヨーロッパで大きな注目を浴びる。

 1970年にウィーンでデビューし、翌年にはパリでデビューを飾った。その後、ヨーロッパ、アメリカ、日本、カナダ等世界各地でリサイタルを開き、また世界各国の主要オーケストラと共演する。
またフランス各地で開かれているストラスブルク、ボルドー等の主要音楽祭に参加し、本国フランスのみならず、英国での彼女の人気と評価はとりわけ高く、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで毎年開催される「プロムス」に度々出演している。

 室内楽でも活躍しており、ラファエル・オレグ、オーギュスタン・デュメイ、レジス・パスキエ等とのデュオ、エンデリオン弦楽四重奏団、チリンギリアン弦楽四重奏団との共演、イモジェン・クーパーとの2台ピアノ等々があげられる。

 2013年にリリースした「サティと仲間たち」はディアパソン・ドール賞を受賞し、各地で絶賛を博している。また、映画「アマデウス」ではネヴィル・マリナーとの共演でピアノ協奏曲を演奏するなど、多方面で活躍を続けている。

 最近では、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(熱狂の日)」音楽祭のメイン・ゲストとして高い人気を誇る。ピアニストとしての活動に対して、フランス政府より芸術文化勲章オフィシエが授与された。
(パシフィック・コンサート・マネジメント記事より抜粋)

 今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014は5月3日、4日、5日 東京国際フォーラム(よみうりホール)にて行われ、ケフェレックはハイドン、モーツアルト、ベートーヴェンのピアノソナタ、ショパン、ラヴェルのピアノ曲、モーツアルトのピアノ四重奏曲第2番、ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」等を演奏している。

ベートーヴェン

ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 op.58           (41:17)
    第1楽章   Allegro moderato    (19:13)
    第2楽章   Andante com moto   (05:00)
    第3楽章   Rondo (vivace)     (10:05)

ラヴェル(CD)
ピアノ曲  「鏡」 から 「道化師の朝の歌」    (Rec.1976年)            (06:09)

 

 以 上

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