◎ 今年の1月20日朝、アバド(1933.6.26~2014.1.20)が、伊北部ボローニアの自宅で 死去しました。カラヤンの後継者としてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を率い、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場といった、世界に冠たる名門歌劇場の音楽監督を歴任。名実ともに、クラシック音楽界の巨匠と言える存在でした。
◎ 本日は追悼の意を込めて、「レクィエム」を聴きます。演奏は1999年7月16日ザルツブルグ大聖堂で開かれたカラヤン没後10周年記念コンサートのライブ録音です。 ベルリン・フィルとスウェーデン放送合唱団という理想のアンサンブルを率いて、敬虔な祈りが捧げられています。バイヤー版とレヴィン版の併用が試みられた意欲的な演奏です。
レクィエム ニ短調 K626
1.入祭唱(イントロイトウス) 4:28
2.主よ憐れみたまえ(キリエ) 2:26
3.続唱(セクエンツィア)
怒りの日 2:00
ラッパ高らかに響きわたる 3:17
みいつの大王 1:44
思い出したまえ 5:08
呪われた人々が 3:34
涙の日 2:51
4.奉献唱(オッフェルトリウム)
主 イエズス・キリスト 3:36
われらが捧げまつる 3:51
5.聖なるかな(サンクトウス) 2:00
6.祝せられたまえ(ベネディクトウス) 5:16
7.神の子羊(アニュス・デイ) 3:27
8.聖体拝領唱(コンムニオ) 5:12
マッテイラ(S) ハーニッシュ(S) ミンガード(Ms) シャーデ(T)
ターフェル(Br)
スウェーデン放送合唱団 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮) 1999年D・G録音