グレン・グールドのTVドキュメンタリーより、今回はソヴィエト連邦の音楽と題してショスタコーヴィチとプロコフィエフを視聴いただきます。グールドは、1957年旧ソ連に演奏旅行に赴きモスクワとレニングラードで4回の演奏会を開き、冷戦下のソ連の人たちに衝撃を与えると同時に彼自身も大きな刺激を受けた。
今回のプログラムは、1962年1月14日放映のTV番組で彼自身がロシアの近代化と音楽史を総覧する。その中で体制と芸術の狭間の緊張関係の中で生まれたとする2曲をDVD緊張映像で紹介します。
1.グールドによるイントロダクション 11分
2.ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲ト短調 作品57より 22分
シンフォニア四重奏団
(ベートーヴェン弦楽四重奏団からの依頼で1940年に作曲)
第1楽章 前奏曲 :レント
第2楽章 フーガ:アダージョ
第5楽章 フィナーレ:アレグレット
3.グールドによるイントロダクション 6分
4.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調作品83「戦争ソナタ」 20分
(名手リヒテルの演奏で1943年初演)
第1楽章 アレグロ・インクイエート
第2楽章 アンダンテ・カロローソ
第3楽章 プレチピタート