モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」
~スザンナを軸にしたハイライト~

AAFC例会資料

2017/11/19

担当 : 清水 俊一

 

序曲(トランプタワー)
  1990クレイグ・スミス指揮ウィーン交響楽団 演出:P・セラーズ   4:25

第一幕
「5・・・10・・・20・・・」
  フィガロとスザンナの二重唱 プリン・ターフェル アリソン・ハグリー 5:58
  1993 パリ、シャトレ座 J・E・ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツ

「どうぞお先に・・」
  スザンナとマルチェリーナ   パトリッツァ・チョーフィ  J・ドナドーニ  3:00
  2003 フィレンツェ歌劇場  ズービン・メータ指揮

「どうぞお先に・・」
  スザンナとマルチェリーナ    アリソン・ハグリー  W・ヒルハウス    2:22
  1994 グラインドボーン  ハイティンク指揮LPO

「スザンナかい?」
  ケルビーノとスザンナ      マリア・ユーイング ミレッラ・フレーニ   4:42
  1975 カール・ベーム指揮ウィーンフィル

「してやったり・・・追っ払え」
  スザンナ バジリオ 伯爵 スザンナ:ドロテア・レシュマン 
  バジリオ:ペーター・シュライアー 伯爵:ローマン・トレケル  4:24
  1999 バレンボイム指揮ベルリン国立オペラ 

第二幕
「恋とはどんな・・」
  ケルビーノ:フレデリカ・フォン・シュターデ コトルバシュ    3:08
  1973 グラインドボーン プリッチャード指揮LPO

「恋とはどんな・・」 
  ケルビーノ:マリー=アンジェ・トドロヴィチ アリソン・ハグリー  2:54
  1994 グラインドボーン  ハイティンク指揮LPO

「さあひざをついて・・」
  ルチア・ポップ   ケルビーノ:フレデリカ・フォン・シュターデ     3:07
  1980 ショルティ指揮パリオペラ座

「早く開けて、スザンナよ」
  ジョアンナ・オマーレ  ケルビーノ:スーザン・ラーソン     1:24
  1990  クレイグ・スミス指揮ウィーン交響楽団

「お殿様!」アリソン・ハグリー
  
伯爵:アンドレアス・シュミット 伯爵夫人:ルネ・フレミング    5:31
  1994 グラインドボーン  ハイティンク指揮LPO

第三幕
「ひどいぞ!」
  伯爵:ルッジェロ・ライモンディ   スザンナ:マリー・マクローリン   2:39
  1991 ウィーン国立歌劇場 クラウディオ・アバド指揮

「この抱擁で・・・」
  アリソン・ハグリー 伯爵:ジェラルド・フィンリー  他       5:01
  1994 グラインドボーン  ハイティンク指揮LPO

「この抱擁で・・・」 ジョルジーネ・レシック  他   4:57
  1981 ドロットニングホルム宮廷歌劇場 エストマン指揮

[そよ風に・・・」 
  伯爵夫人とスザンナ    ルネ・フレミング アリソン・ハグリー   2:58
  1994 グラインドボーン  ハイティンク指揮LPO

[そよ風に・・・」
  伯爵夫人とスザンナ    キリ・テ・カナワ コトルバシュ   2:45
  1973 グラインドボーン プリッチャード指揮LPO

第四幕
「静まり返っている」
  フィガロとスザンナ  ジョルジュ・スーリアン パトリッツァ・チョーフィ  5:31
  2003 フィレンツェ歌劇場  ズービン・メータ指揮

「皆、武器を持て!」~フィナーレ
  伯爵:ジェラルド・フィンリー スザンナ:ミア・パーション
  伯爵夫人:ドロテア・レシュマン 他                             5:08
  2006 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団 アントニオ・パッパーノ指揮

 

フィガロの結婚 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 1785~86年

【初演】1786年5月1日 ウィーン、ブルク劇場
【台本】ロレンツォ・ダ・ポンテ(イタリア語)
【原作】ピエール・ド・ボーマルシェの戯曲『たわけた一日、あるいはフィガロの結婚』
【登場人物】
アルマヴィーヴァ伯爵(Br):領主  伯爵夫人(S):伯爵の妻
スザンナ(S):伯爵家の女中    フィガロ(Bs or Br):伯爵の従者
ケルビーノ(Ms):伯爵の小姓。色気づいた少年
バルトロ(Bs):伯爵家お抱えの医者 マルチェリーナ(Ms):伯爵家の女中頭
バジリオ(T):伯爵邸の音楽教師         ほか

 

スザンナ役、10人のソプラノ

アリソン・ハグリー
    1993 パリ、シャトレ座 J・E・ガーディナー指揮
    1994 グラインドボーン  ハイティンク指揮

パトリッツァ・チョーフィ
    2003 フィレンツェ歌劇場  ズービン・メータ指揮

ミレッラ・フレーニ
    1975 カール・ベーム指揮ウィーンフィル 映画版

ドロテア・レシュマン
    1999 バレンボイム指揮ベルリン国立オペラ

コトルバシュ
    1973 グラインドボーン プリッチャード指揮

ルチア・ポップ
    1980 ショルティ指揮パリオペラ座

ジョアンナ・オマーレ
    1990  クレイグ・スミス指揮ウィーン交響楽団

マリー・マクローリン
    1991 ウィーン国立歌劇場 クラウディオ・アバド指揮

ジョルジーネ・レシック
    1981 ドロットニングホルム宮廷歌劇場 エストマン指揮

ミア・パーション
    2006 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団 アントニオ・パッパーノ指揮

 

あらすじ
【時と場所】18世紀半ば、スペインのセヴィリャ

【第1幕】
時は18世紀、舞台はスペイン、セヴィリャのアルマヴィーヴァ伯爵の館。
伯爵の従者フィガロと、同じく伯爵家の女中スザンナの結婚式当日の話。
フィガロはスザンナから伯爵の企みを聞きます。フィガロは、伯爵をこらしめる決意をします。
その日、屋敷内の女性にちょっかいしまくる小姓ケルビーノを伯爵は軍隊に入隊させることで追放します。

【第2幕】
フィガロは、ケルビーノにスザンナの服を着せて、伯爵のスザンナとの密会に、彼を差し向けて驚かせようとします。
伯爵夫人の協力のもと、スザンナがケルビーノに女装をさせます。
そこへ急に伯爵が現れて大混乱。結局、フィガロの作戦は失敗します。
その上、フィガロが借金していた女中マルチェリーナが、「借金を返さないなら、私と結婚する約束だった」と主張します。これは伯爵の思うつぼ。

【第3幕】
ところが意外な事実が発覚します。
捨て子だったフィガロ、実は、マルチェリーナとバルトロが若かりし頃、二人の間にできた子供だったのです。つまり、親子の関係でした。
これにスザンナを加えた4人はすっかり意気投合。しかし伯爵はまだスザンナを諦めません。
そこで伯爵夫人は、スザンナに伯爵との密会を誘う手紙を書かせます。

【第4幕】
その夜、屋敷の裏庭。伯爵は、スザンナと秘かに会いにやってきます。
そして、スザンナの服を着た伯爵夫人をスザンナと思い込み誘惑します。
そして伯爵夫人の服を着たスザンナとフィガロを見つけ不倫現場だと逆上、皆を呼び集めます。その場で、伯爵夫人は伯爵に正体を明かします。
許しを請う伯爵を、夫人は優しく許して大団円。

以上