マリア・ジョアン・ピレシュのモーツァルト

AAFC例会資料

2018/06/24

担当 : 霜鳥 晃


 

ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271 「ジュノーム」 (映像)

 

Maria.Joao.Pires (1944.7.23 ポルトガル リスボン生まれ)

幼少期からピアノを始め、7歳でモーツァルトの協奏曲を公開演奏した。
9歳で、ポルトガル政府から青少年音楽家に与えられる最高の栄誉を受けた。
9歳から16歳までリスボン大学で作曲・音楽理論・音楽史を専攻。

1960年(16歳)ベルリンの音楽コンクールで2位に入賞し注目された。
其の後西ドイツに留学し、ミュンヘン音楽アカデミーでローズル・シュミット、ハノーファーでカール・エンゲルの各氏に学ぶ。

1970年(26歳)に、ブリュッセルで開かれたベートーヴェン生誕200周年記念コンクールで優勝して一躍知られるようになり、以来国際的に活躍。この年初来日。以降たびたび日本を訪れている。

この間、個人的にヴィルヘルム・ケンプの薫陶を受ける。

1974年(29歳)、デンオンと契約してモーツァルトのソナタ全集を録音した。(LP PCM録音 イイノ・ホール)
この盤は、1976年ADF(アカデミー・ド・ディスク・フランセ)ディスク大賞を受けた。

一時期手首の故障から、演奏活動から遠ざかっていたが、1980年代(36歳)に復活を果たした、 1989年よりエラート・レコードからドイツ・グラモフォンの専属に移籍。
モーツァルトのピアノ・ソナタ集の録音により、1990年に国際ディスク・グランプリ大賞アーティストCD部門受賞。
ほかに、モーツァルトとショパンのピアノ協奏曲やシューベルトの作品集、オーギュスタン・デュメイとの共演によるブラームス、モーツァルト、フランク、グリーグ、ドビュッシー、ラヴェルのヴァイオリン・ソナタがある。

2008年8月~12月、NHK教育テレビの番組「スーパーピアノレッスン」の講師を務めた。
2017年12月、73歳にて2018年中の契約をもって現役の舞台からは退くこととし、以降は後進の育成に努める旨を表明した。 (Wikipedia一部編集)

1.ドキュメンタリー
「心の声に耳を傾けて」(本月10日、NHK Eテレ「クラシック音楽会」より  ・・・・・・・・・(17:14)

2.ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271 「ジュノーム」・・・・・・・・・(37:45)
本映像は、嘗てNHK BS2 「芸術劇場」にて放映された番組をVHSに録画し、DVDにダビングしたものである)

この協奏曲は、1777年1月(21歳)にザルツブルクで作曲され、フランスの女流ピアニストであるジュノーム嬢がザルツブルクを訪れた際に、彼女に献呈されたといわれてきたため、『ジュノーム』という愛称で呼ばれている。この曲の新鮮さ、大胆さとこれまでにない規模の大きさは、彼女の影響によるものとされている

「ジュノーム嬢」が誰であるかはモーツァルトの研究者の課題となってきたが、2004年3月15日に音楽学者のマイケル・ローレンツはモーツァルトの友人でフランス人のジャン=ジョルジュ・ノヴェールの娘ヴィクトワール・ジュナミ(Victoire Jenamy)であることを発見した。(Wikipediaより)

第1楽章 Allegro          変ホ長調 4/4拍子 ソナタ形式・・・・・・・・・・・(10:32)
第2楽章 Andantino         ハ短調  3/4拍子 ソナタ形式・・・・・・・・・・ (11:35)
第3楽章 Rondeau (Presto)  変ホ長調 2/2拍子 ロンド形式・・・・・・・・(10:23)  
A - B - A - C - A - B – A    (C: カンタービレのメヌエット

指揮:ベルナルト・ハイティンク ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
フィルハーモニー・ホール 1992年2月7日 (ピレシュ47歳)  

以上