ジャック・ルーシェの世界』

AAFC例会資料

2018/09/23

担当 : 林 英彦


 

 

私がJAZZに興味を持つきっかけとなったのが、ジャック・ルーシェのLP「PLAY BACH」との出会いでした。私にとり聴く音楽の幅を広げてくれた貴重なミュージシャンであり、現在もよく聴いています。

ジャック・ルーシェ経歴:

1934年生まれ(83歳) 16歳でパリ国立高等音楽・舞踊学校に入学、卒業後1年間世界中を旅し、中東、南米、キューバの音楽に触れる。
1959年 ベーシストのピエール・ミシュロ、ドラマーのクリスチャン・ギャロとトリオを結成。
1978年 トリオ解散、ルーシェはプロヴァンスでレコーディングスタジオを立ち上げ、作曲活動の他ピンク・フロイド、エルトン・ジョンなどとも共演した。
1985年 バッハ生誕300年に当たる同年、アンドレ・アルピノ(ドラム)、バンサン・シャルボン(ベース)と組み、第二期ジャック・ルーシェ・トリオを結成。バッハ作品のリメイク、更にバッハ以外にビバルディーを取り上げる。
1998年 ベーシストがベノワ・セゴンザックに代わり第三期トリオを再結成。
サティー、ドビュッシー、ベートーヴェン、ショパン等多くの作曲家を取り上げるに至った。

 

後が、ジャック・ルーシェ
手前右が、ピエール・ミシュロ
フランスジャズ界きってのベース奏者であった。
手前左が、クリスチャン・ギャロ
※この二人が参加したことから、ジャズ・トリオと見なされているが、ルーシェは、ジャズとは一線を引いている。

 

【本日の演奏曲】

1.プレイ・バッハ第2集(LONDON GP192)より

イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971

2.プレイ・バッハMAX20(LONDON MAX118)より

 

ⅰ 平均律クラヴィーア曲集第1巻
   前奏曲5番、フーガ5番 ニ長調 BWV.850
ⅱ 管弦楽組曲第3番 ニ長調    BWV.1068
   アリア(G線上のアリア)
ⅲ フルートソナタ第2番 変ホ長調  BWV.1031
   シチリアーノ

3.プレイ・バッハ・アンコール (PHILIPS FDX-156)より

アンナ・マグダレーナ・バッハの為のクラビーア小曲集  BWV.追加114
メヌエット

4.プレイ・ドビッシー (TELARC CD-83511)より

ピアノの為の前奏曲 第1巻 第8曲 亜麻色の髪の乙女

5.Allegretto from Symphony No. 7  (TELARC CD-835180)より

ベートーヴェン交響曲7番2楽章 主題と変奏

以上