米国出身の奇才映画監督スタンレー・キューブリック(1928-1999)は、映画に使われる音楽についてもこだわりを持ち、多くは既存のクラシック音楽の録音からふさわしいものを選んでいった。そのうち代表的な部分の映像と音楽を取り上げます。
恐怖と欲望 (1953)
音楽:ジェラルド・フリード
非情の罠 (1955)
音楽:ジェラルド・フリード
現金に体を張れ (1956)
音楽:ジェラルド・フリード
バンディット (1956)
音楽:マックス・シュタイナー
突撃 (1957)
音楽:ジェラルド・フリード、出演:カーク・ダグラス
スパルタカス (1960)
音楽:アレックス・ノース、出演:カーク・ダグラス、ローレンス・オリヴィエ
ロリータ (1962)
音楽:ネルソン・リドル、ボブ・ハリス、出演:ジェームズ・メイソン、スー・リオン、
ピーター・セラーズ
博士の異常な愛情 (1964)
音楽:ローリー・ジョンソン、出演:ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット
2001年宇宙の旅 (1968)
使用音楽(別紙)、出演:キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド
時計じかけのオレンジ (1971)
使用音楽 パーセル:メアリ女王の葬送の音楽(カルロス編曲)、ロッシーニ:泥棒かささぎ序曲、ウィリアムテル序曲、ベートーヴェン交響曲第9番、エルガー:威風堂々行進曲第1番、第4番
出演:マルコム・マクダウェル
バリーリンドン (1975)
使用音楽 ヘンデル:組曲第11番よりサラバンド(管弦楽版)、ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ホ短調、バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲ハ短調、シューベルト:ピアノトリオ第2番ホ長調、ドイツ舞曲、他にモーツァルト、パイシェルロ、アイルランド民謡
出演:ライアン・オニール、マリサ・ベレンスン
シャイニング (1980)
使用音楽 バルトーク、リゲティ、ペンデレッキ
出演:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴォル
フルメタルジャケット (1987)
音楽:ヴィヴィアン・キューブリック、60年代のヒットソング
出演:マシュー・モディーン
アイズワイドシャット (1999)
使用音楽:ショスタコーヴィチ、リゲティ
出演:トム・クルーズ、ニコール・キッドマン
以上