焼き場に立つ少年とローマ法王とモノオペラ

AAFC例会資料

2019/03/24

担当 : 白澤 幸雄


 


1. 焼き場の少年焼き場の少年焼き場の少年

右の写真は、死亡した弟(2歳)を背負いながら火葬場で順番を待つ一人の少年(国民小学校6年生)の姿をとらえたもです。
1945年8月9日長崎に原爆が投下された一ヶ月後、米軍海兵隊の従カメラマン、ジョー・オダネル氏が撮影した「焼き場に立つ少年」です。
写真の内容と由来は、短い説明文として、「幼い少年の悲しみはただ血にじん唇をかめるその身振り中にみ表現されている」などと書き示されているとのことです。

 

2. ローマ法王

ローマ法王フランシスコは、長崎原爆投下の少年の姿に心を痛め、1945年の「焼き場に立つ少年」の写真をカードにして、裏は写真をカードにして、裏は写真をカードにして、裏は写真をカードにして、裏には「戦争がもたらすもの」 との教皇自身の言葉と署名があり、「血がにじむほど唇を噛み締めて、やり場のない悲しみを表しています」 と言った説明文が添えられています。このカードの日本語版が完成し、日本にある16の教区本部事務局を通して関係者に関係者に配布しています配布しています配布していますとのことです。


3. モノオペラオペラと演奏者

今回、ご覧頂くモノオペラ「焼き場に立つ少年」は広島生まれの作曲家、青英権氏が写真に感動され作曲、生前ご子息に「岡本静子さんすべてを託す。一人でも多くの子供たちにこの作品を届けて欲しい。」と話されそうです。その思いに応える為、岡本静子氏は茨城県各地にて演奏され、2017年にDVDを作成されました。
オペラで歌う岡本静子氏は、国立音楽大学声楽科卒業、茨城県取手第一高等学校教職退職後、茨城県内にて未来を担う子供たちを応援する「心の授業」にて「焼き場に立つ少年」DVDを活用し、小中学校にて社会奉仕活動をされています。

使用(DVD)モノオペラ:【焼き場に立つ少年】~平和への祈りを込めて~(22分)
作曲:青英権   歌:岡本静子   ピアノ:梶木良子   初版:2017年6月

以上