ドイツ・ロマン派の作曲家メンデルスゾーン(1808-1847)は交響曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲、オルガン曲、合唱、オペラなど多岐に渡り数多くの名曲を残しております。
その中でも最も有名で、どなたもご存じの曲は「結婚行進曲」とメンコンの愛称で親しまれている「ヴァイオリン協奏曲ホ短調・作品64」ではないかと思います。
交響曲は全部で17曲ありますが、演奏される機会が多いのは交響曲第3番 イ短調「スコットランド」
と交響曲第4番 イ長調「イタリア」のようです。
本日はメンデルスゾーンの楽曲の中から、特にポピュラーな曲を選んでみました。
1. 劇付随音楽「真夏の夜の夢」より抜粋2曲
シェイクスピアの戯曲「真夏の夜の夢」が元になっている劇付随音楽で、作品61は12曲の構成に
なっており、「結婚行進曲」と「埋葬行進曲」はその内の2曲です。
① 結婚行進曲 作品61-9 演奏時間 5:03
② 埋葬行進曲 作品61-10a 演奏時間 1:04
O : フィルハーモニア管弦楽団 C : オットー・クレンペラー
2. ヴァイオリン協奏ホ短調・作品64 第一楽章 演奏時間 13:07
貴賓のある美しい旋律でドイツ・ロマン派音楽を代表する名曲であり、3大ヴァイオリン協奏曲(メンデルスゾーンの作品64、ベートーヴェンの作品61、ブラームスの作品77)と称されています。
V : 五嶋みどり O : ベルリンフィル
C : マリス・ヤンソンス
3. 交響曲第4番 イ長調「イタリア」 演奏時間 28:00
イタリア旅行中に書き始められたこの曲は、躍動的なリズム、抒情と熱狂、長調と短調の交錯による明暗の表出が特徴的でメンデルスゾーンの交響曲中で最も親しまれている曲です。
楽章
第1楽章イ長調 第2楽章ニ短調 第3楽章イ長調 第4楽章イ短調
O : ベルリンフィル C : H . V . カラヤン
以上