2008年06月29日

オーデオ ラジオ 駄話し シリーズ その 第4話

あるオジサンの回顧録


初めての増幅器は6AR5シングルの作品でした。スピーカーは覚えていません。多分アウトプット トランスを抱いたラジオから外したスピーカーを裸で使った気がします。音源はマタマタ鉱石ラジオです。こんな便利なものは有りません。音が歪まないのです。変な音源より遥かにいい音です。
 従って自分の好きな音楽が好きなようになる訳でも有りませんが、自作とはと体験してしっかりと楽しみました。変なラジオより分離度の悪い分、他局の番組も同時に楽しめます。はい。
 
 この為の部品を購入しに天下の秋葉原に始めて行ったとき上野から乗り換え秋葉原駅に着いたのはいいのですが、下のほうにある電気街にホームからは見えるのですが出られません! まさかこの時ホームの階段の下にもう一つ階段があるとは!初めてのお使いはアキハバラデパートの最上階の出入り口からデパートを通過してやっと電気街に出て部品購入をして、たどたどしく帰ったのが思い出されます。

何をするにもこの世はお金がいります。電気部品を買うにもお金が要ります。この難題を解決する中学生は毎月のおこずかい以外に収入の方法はまったくありません。でもある方法で編み出しました。その結果として大変、体がやせホソッタのです。
どうしてって毎日学校のある日にもらう給食費つまり弁当代をくすねてためたのです。
一番おなかのへる年頃の時に昼飯代を食べないでためたのです。約1ヶ月後に異変に家族が気がつきまして、どこか病気かと詰問され事は、ばれてしまいました。
その後おこずかいが多少増えて親が作る弁当に切り替えられ、現金収入の道はとまりました。
電気の製作の部品はこれを作りたいと騒ぎ(お願い)をして親のすねかじりで事は進みました。成績はやればやるほど悪くなり親は肝を冷やしていただろうなーと思う今日この頃です。

さて第3話のゲルマニュームラジオの同調回路の無い話ですが、結論はみんなまとまって聞こえます。当たり前ですが。ではどんな感じかと言いますと、強い電波の放送局は大きな音で聞こえて弱い電波は小さい音で聞こえます。一番の迫力は何だと思いますか?

答えは時報の瞬間につまり60分に一回聞こえる放送局の音が毎時00分にすべてあの信号が重なるのです。おためしあれ やってみませんか?       
5回目に続く