2008年10月25日

オーデオ ラジオ 駄話し シリーズ
その第11話

あるオジサンの回顧録


 何の因果か電気の恩恵にあずかったお陰で電気関係の昔風に言うと弱電の世界に鉱石ラジオと共に悪魔の囁きが耳に入らぬままに、気が付いたら半田ごてを握りはんだの鉛中毒の様相を呈し中枢神経は、ラジオ少年の名前の元にしびれっ放しとなり、いつしかいい年のオジイサンに成ってしまいました。

 悪魔の囁きは右から左に抜け切り、そんなささやきも何時しかスピ−カーからのお好みかすれ鼻声、女性ボーカルの声にマスクされ、酔っ払った勢いで聞くオーデオの世界に陶酔して、気が付くと演奏はとっくに終わっていて再生装置の電源ランプが空しく点いている今日この頃です。あれ何時の間に寝てしまったのか ? 電力会社の電気収入奉仕型?
 始めの、一口目は覚えていたのだが????。自前のソフトは後半全部聞いた事が無いまま終ることが多いのは皆さんも同じですか。

 気が付くといえば、今まで集めたソフトは全部演奏するといったい何時間かかるんだろう。もしかすると自分のタイムリミットまで以上の時間的ソフトが集まっている気がするのは気のせいか?                                      気のせいと(天使)悪魔の囁き。

 気に入ったものを収集するのは、狩猟民族の成れの果てのDNAが明日の(ごはん)を蓄えておくための本能からきている事、と考えるのはまさに考えすぎかな。
 
 隣でおいしいご飯を食べているのを見ると自分も欲しくなる欲求は自然で、とてもいい音楽を外で聴くと、自分の部屋の中でお気に入りの歌手を時間に関係なく連れ込みたいのは誰もがの気持ち。

 ところが装置にどんなにお金をつぎ込んでみてもどうもな? ちがうな? あれ?お友達の所の方が・・・・・? あなたは完全な病気になっていますよ。 

 何回も何回もソフトのおんなじ所を聞いて・・・あれちがうな?
??????   ??????? ・・・  今度こそ!  あれれれれ???????
 こうでもない、ああでもない、そうでもない、こんなんでもない、ああーだめだ!!!
あなたは(びょうきです)思い当たりませんか?   悪夢の囁きが・・・・・

                                 12回目に続く