2008年11月10日

オーデオ ラジオ 駄話し シリーズ
その第12話

あるオジサンの回顧録


身の回りで気が付くと、毎月買う趣味の月刊誌が散らばって、長年かき集めた他人からは、馬鹿馬鹿しいほどの電気の部品、本人もどこで集めたかも忘れてしまうダンボールに投げ入れられたジャンク部品の数々。不思議なことに仲間のお友達のほうがどんな部品があるか数量まで知っていることがもっともっと、とても恐ろしい。

 寝起きしている部屋の壁の近くに月刊誌が平積みで置いてありませんか。ふと見ると地震が来ると、どうなるんだろう?と思うぐらいの高さではありませんか。危険です!

 趣味の世界では、同じ様でいて、好みの差が微妙に違い、ここぞと思う部品は、他人はなんとも理解できないものが存在します。(あなた好きだなー)の一言です。そんなパターンが多いと思いませんか。我わが道を行く、趣味の世界ってそんなもんですよね。

  一般論ですが、ある年齢がくると、おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に、ではなく、おばあさんはおじいさんの趣味につきあえず、違う趣味のサークルに朝からさっさと出かけ、おじいさんは家の中で(俺の飯はどうなってんだ)と言う前に一人残されて空き腹を抱え、ぶて腐れてうろうろ。なべの中になにかありました?・・・ハイ。・・

 かくして、おじいさんは、家に誰もいないことをいい事に、いつもの音量を少しだけ大きくして、家人の嫌がる、本人は大好きなCDを取り出し、朝からアルコールの準備をして、またもや今日は第4楽章まで聞くぞ!の初心貫徹できず、昼過ぎには、いい加減酔いも回り、倒れているのが、落ちか? 節度ある趣味の世界は心がけねばと時が付いたのは遅きに至れりと言うところか。  かくして平和な一日はすぎていく。

 真空管AUDIOファアに10月の頭に行ってきました。真空管AMPを集めた秋葉原のはずれの損保会館で毎年行われています。10時開場の前に、長い入場者の列が並んで御茶ノ水駅方向に伸びていました。とってもとっても好きな人がいっぱい居られるのだなーと思い最終列に並んでみましたが、毎年、相対年齢が高くなる傾向があるようです。

 入場して皆さんはJANKU部品と新品部品のコーナーに集まっていました。ニコニコ顔で収集した部品はどこまで電気が通電されて利用されるんでしょうか。随分遠方からお越しの方も会話の中で聞かれました。本当にすきなんですねー。    

13回目に続く