平成21年A&Vフェスタ見聞記

平成21年2月23日
脇田 隆夫

  

  2月21日(土)9時、我孫子駅に5名が集結した。後藤、佐藤、三田、山本の各氏と小生である。 
会場は今年もパシフィコ横浜、昨年の春一番は嘘のようで順調に10時40分に到着。早くもなかなかの盛況ぶり。

   受付を済ませ先ず覗いたのがフォステクスのブース。おかっぱ頭の著名評論家石田さんの解説でスピーカーシステムG2000の披露。楠とユーカリの合板キャビでピアノフィニッシュされた渋い赤は見事。ツィター・スコーカーの振動板は純マグネシューム、ウーハー2本、緻密でしかもきつさがなく素晴らしい音。次に紹介された2ウエイSP、振動板は合金マグネシューム、サイズを感じさせない見事なもの。次いで数箇所を試聴する。戸沢式レゾネーターでお馴染み、戸沢研究所のアクリル筒無指向性SP。VIV研究所はユニークなSP、すなわち特殊8cmフルレンジをアルミくりぬき砲弾型キャビに入れ、それを高さ1.5m程のフラスコ状バックロードホーンの上に置いている。富士通テンの砲弾型フルレンジなど。何れもワイドレンジ・ハイパワー志向ではなくリアルで自然な音の世界であると感心した。アクセサリーコーナーも色々あって面白い。部屋の四隅にポールを立てその中の空間では素直な音になりますと言うのもある。ビクターのガラスCD演奏もあった。流石にマスターテープもかくやの音だが1枚180,000円・・・

  オーディオ自慢コーナーでは今年は石田さんが応募せず寂しい。心なしか何時もより出展数が少ないが是非聴いてみたいのが幾つかある。しかし発表コーナーは狭くてうるさくこれで良いのかなと思う。親子で作るクラフトコーナーではSP作りに取組んでいる。今年はデジタル生録があるようで、ポータブルデジタルレコーダーを7社程度展示、再生もしている。高性能で値段も手ごろで隔世の感。

  大手メーカーはパナソニック、パイオニア、ソニーが何れも映像をデモしている。アキュフェーズ、JBL、タンノイ、ヤマハなどは出展なくこれらはハイエンドショーに特化しているのだろう。しかし元気なガレージメーカーのブースには興味津々であった。

  3時40分に会場を去り、帰りは後藤さんご推薦の神田の鮮魚酒場、丸冨水産で喉を潤す。シャベル一杯もあるまぐろ中落ち、60センチもあるあなご天ぷら・はさみ付き、びっくり寿司に腰を抜かし、楽しく有意義な1日が終わりました。

以 上