2009年01月25日

オーデオ ラジオ 駄話し シリーズ

その第16話

あるオジサンの溜め事


 中学生になってから、学習教育の一環として、どこかの倶楽部に所属しなさいといわれたのを思い出しました。
 クラス内の担当で学級委員長から始まり、美化担当あたりまで学期の頭でふりあたえられます。図書委員あたりは昼休みは持ち回りで図書の貸し出しと管理をする側に回ります。
 当然のごとく電気に関連あるところであればなんでもいいと考えると科学倶楽部しかありません。
 所属してから驚いた、何の活動もしていない、自由奔放な集まりで、勝手に遊んでいるのが現状。電気と化学に分かれていたようだが化学のほうは一人しかいないで薬品瓶を勝手に持ち出しガラスにめっきを施し反射望遠鏡を製作してるのが一人いるだけ。

 電気と言えばもう一人同級生がいるだけ、ほかに誰がいたか思い出さない。顧問の先生もなんとなくの状態。勝手なことが出来る雰囲気であった。 
 結局席を置いているだけで自由奔放状態、文化祭では何か出さなければならないので自分で自腹で製作したラジオを出しておしまい。
 結局科学倶楽部に属しながら、毎日、校内の図書館にある本ばかり読んでいる状態で中学生は過ごしました。 図書館にある小説関係の本はほとんど読破してしまい、最後は読む本がない状態でした。教科書はほとんど読まない。(いけません)
 
 読書はおこずかいの無い状態の中学生には(お金は無い、時間はある)時は最高の時間の過ごし方でした。
かくして運動はしない、本ばかり読んでいるもやし状態ですが、随分と速読するようになり、1冊読むのに中身はともかく、1日で完了、いつも2冊手元にないといけない按配でした。その中にラジオの本があったのが運のつきです。やることがエスカレートするのは時間の問題でして、未だに、ン十年 電気のジャンクと共に過ごしています。
 中学の頃読んだ本はそれなりに中身が名作でも省略されていて、抜粋式でサラリーマンになってから通勤に2時間かかるようになって、電車の中で読書三昧の結論は、原作の文庫本の中身との差をひしひしと感じ入ったしだいです。

電気は好きだけど数学が出来ないとどうしようもない状態になります。読書大好きの遊び電気屋が電気の会社に入ると苦しみます。算数から始まる数学は幼年期からこつこつとやらないと社会に出てからひどい目に逢います。ハンダで遊ばないでちゃんと若いうちに勉強しようね。             

第17回目に続く