2009年03月08日

オーデオ ラジオ 駄話し シリーズ

その第18話

あるオジサンの回顧録


  半田ゴテも長年使い込むと愛着が出てくるのですが、とても長く半田付け人生をやっていると半田ゴテも気心が知れてうまく半田付けが行くような印象がありますが、破れかぶれの行き当たりばったりの性格のため、しばらく製作物、修理品をしないでいると、あれ?半田ゴテはどこにしまったっけ?となり、在るべき所になく、すぐ目の前にホームセンターが鎮座してまして おいで、オイデ、となると、所嫌わずガサガサと探すより買ってくる方が早い!・・・・・・・いつの間にか何本もたまる、愛着が無い、と相成る。
 
 これを機会に何本あるか家捜しして見たら、大小あわせて出るわ出るわ、基本的に大中小あわせて3本あれば何とかなるのに、その3倍以上の13本が揃ってしまった。
 これからは決まった所に入れて管理しよう。と心に誓ったのだが、まだ思い出すのがこの形のは出てこないなー・・と言う事はまだ何本か埋もれている。何処に、君よイズコ。
いかにひどい管理体制か! たまには整理整頓して見るもんだ、の結論と相成った次第。

 よく見て見ると半田コテの形は千差万別、その時々でタイプが変わっている。好みの形が出るまで色々試しているのが実態。修理品によっては半田コテの形状もW数も変化した次第。かくて何本か手持ちが増える。と言うのは言い訳半分だがやり易い形状を求めて増えたのは事実。

 真空管製作ばかりだった時はAKAEの半田コテの60Wタイプ1本で済ませていた。
最近は発熱体が時代の変化でセラッミックタイプばかりの円筒形が主流で雲母板も回りに発熱のニクロム線を巻いたのはあまり見かけなくなってしまった。このタイプは少し組み立てを間違うと中のリード線が外側の2枚合わせの金属板に触れて電源の100Vが漏れる次第となり、半田付けの最中に製作中のセットに通電中ならともかく己が(ギヤーウー)と音も出さない内にシビレてしまう。

 セラミックタイプの半田コテは(半田鏝)と書くとピンとこないのは私だけか?妙に軽すぎるのもしっくり来ない。よく考えると握りの部分が木材からプラステックになってからどうもやりにくい。オマケに半田コテの先が銅製から蟹デン加工の鉄に対して多層メッキの布で拭くだけで綺麗になる様になってからますますどうもいけません。銅製の鏝先が
やり易い気がしてならない。皆さんはどうかな?

19回に続く