2010年05月24日

オーデオ ラジオ 駄話し シリーズ

その第38話

あるオジサンの回顧録

  
 トランジスターは電極が
3つしかないから、ハンダ付けは簡単だが、どうも面白みが無いのは、歳のせいか?やっぱり慣れ親しんだ、真空管のほうが、フィラメントが点いた状態の見た目が、財布も寂しい、家人も知らん顔の中では、愛しいのかも知れない。なんたって触りすぎると、赤くなるもんね。

 偉大なる電球のお陰で、オマケにエジソンが電球の研究をしている時に、日本の電燈のように交流電源ではなく、直流電源の110ボルトで実験していたお陰で、3極真空管の原理に現象として捉えていた事があるようである。ただし発明にはリー・デフォレストの登場まで待たなければ成らなかった様である。エヂソンが交流で電球の実験をしていたら?どうなっていたのか?興味津々である。

 かくして初期の真空管の原型は電球のソケットの付いた物となったようである。電球の保持機能も蝋燭の燭台の変化形から来ている。

 無線ごっこも楽しむおじさんとしては、今の内に100ボルト電球を何本か溜め込んでおかなくてはいけないと考えている。使用法はナンだと思います?答えは無線送信機の実験用負荷として使用するためと、アンテナ給電状態の確認に使うためです。

 有名な春日無線ことトリオの送信機のパネルに電源以外のパイロットランプが付いているのはまさにその為のもの。映画の世界では、アルフレッド・ヒッチコックの作品の中には、殺人犯が送信機を自作で組み立てている作品が登場するが、この中で負荷に電球をつないでいる場面が登場するのを思い出した。今の内に電球を何本か確保しておこう。

 蛍光灯式ねじ込み電球の消費電力も随分抑えられたが、LED方式の電力はもっと少なくて済むのはありがたいが、目先の財布が追いつかない。

 ひとつふたつ、気になる事がある。LEDと思うと、正面から見たときはよろしいが、電球として横から見たときはどうなんだろう?遠い所の電信柱の裸電球を見ながら夕間暮れの中、家に帰る光景の中にはLED電球はご勘弁かな

   39回に続く