2013年06月12日

オーデオ ラジオ 駄話し シリーズ

その第72話      真空管 と トランジスター

あるオジイサンのお話

  
 この間仕事のため、駐車場から玄関の前に車を回して止めてから家の周辺を掃除していたら、共同のゴミ箱に不当時の残骸が大量に放置されている。

 自転車のおじさんがふと立ち寄り、おもむろに家電品のACコードをちょん切って自転車のカバンの中に押し込み始めた。話を聞いてみると銅線をとっているとか。
 後始末にちゃんとかたして行きなさいよと言ったらごそごそと整理して銅線だけあつめているとの事。 時間はいっぱいあるといっていたからオン年いくつぐらいかな?

 どうも不法投棄はいかんですな。でも、おいしいものも出ることもあるんですがね。
ACコードがなくなるわけがわかったごみの日。 自分もとって自作機器の修理に使ったもんね。 彼より先にとっちゃお と 次の機会は早起きしなくっちゃいかんね。

 ごみ掃除していたら、近くの測定器収集大好きの同好の士が駅に行くの通りかかり、ちょいと立ち話。 この間の風はすごかったね、無線のアンテナが半分持っていかれたよ、とおしゃっる、当方もばらばらになって手直しせにゃあかんと会話。

 会話の中で測定器が久しぶりに電気を入れるとみんな壊れていると話になった。高価な測定器が・・・・ 困ったもんだ・・・と話が進んで トランジスターは半永久的ではないよねー と結論が出て。 日本は湿気が多いから壊れやすい話になった。

 トランジスターは廃止製造中止が多いから困ったねというところで時間がなさそうなのでバイバイとした。 ふと考えたら俗世間では、真空管は手に入らないと思っているがいまだにじゃの道は蛇で手に入る。この手の機械はいまだに努力すればどうにかなるパターンが多い。

 ジジイのゴミ箱は真空管の機器が健在なのが多いが、トランジスターの機器はごみ状態である。それなりに電気を入れていると結構元気で動いているが、何年か経過するとそろりと低い電圧からテストしないとコケル機器が出始める。

 ずーっと電気を入れっぱなしの機器はトランジスターでも持つようだ。いまだに10年近く入れっぱなしのFM受信機は動いている。動かなくなってきたのはジジイのほうである。一度電気の入れなおしでどうにか成るのかなー?無理!

     73話へつづく