夜の新宿でジャズを聴く!

AAFC エッセイ ジャズクラブ訪問記
訪問日
2013/12/6
文  章
後藤 栄一
 写真提供  
赤田 勝彦
 

  

 このワクワク感は? 時折都内に出かけ深夜までというのは度々のことながら、何年も記憶にない久しぶりの夜の外出に心浮き立ち常磐線に。12月6日金曜夕刻、いざ東京へ!
 同行の士は4名、行き先は新宿ジャズクラブSOMEDAY・「西直樹ピアノトリオ」のライヴ。

 西直樹は、1980年文字どおりの若き大型新人としてデビュー。日本人離れした個性的なピアノタッチを持つ私の気に入りのジャズピアニストの一人。中々ライヴを聴く機会がないまま数十年、ここ4,5年でようやく彼のライヴを何度か聴くことが出来た。
 何と最近は判ったことは、彼は現在我孫子市民(東我孫子在住)であるとのこと。ビックリ!

 開店少し前に、目的のライヴハウスSOMEDAYに到着。店内はかってのアメリカのジャズクラブを彷彿させる内装の中規模クラブ(写真下)。
 先ずは、ビールで乾杯して喉を潤し全員程よく聴感を整え準備完了。


 ライヴは2ステージ構成で、午後7時45分演奏スタート、先ずはH.ハンコックの代表作処女航海から「ドルフィン・ダンス」で盛り上がる。ラウンド・ミッドナイトからは「チャンズ・ソング」、続いて「サテン・ドール」「ナイト・イン・チュニジア」、「デトゥアー・アヘッド」等々スタンダード・ナンバーがピアノ・トリオとして極上のコンビネーションサウンドを聴かせてくれた。
 西のピアノの魅力は、ダイナミックでスウィンギーな歯切れの良さだけでなく、何よりタッチの良さが身上であり、また時折見せる彼の持ち味の一つシングル・トーンのフレージングの繊細さも堪能(「デトゥアー・アヘッド」のリリカルな美しさ、繊細さは絶品でした)。

 このトリオのベーシスト安ヵ川大樹、ドラマー久米雅之ともに実力派のベテランミュージシャン。安ヵ川は、自己のトリオ、ビッグコンボも率いるバンマスでもあり、力感溢れ、厚みのある暖かい音色を紡ぎだす。久米もダイナミックでありながら繊細なブラッシングで魅せる。
 耳も舌(喉)も達者な同行の士もご満足の様子に案内者もホッと一息。
 なお、この店はスピーカーをはじめPA機器の殆んどがマスター手作りで、 訊けば以前機器メーカーに在籍とのことで納得。これも偶然のオーディオ繋がり?

 2ステージ目は、午後9時半開始で10時を回ると一同つい時計に目が、帰路が頭に・・・。
 残念ながら2ステージの途中で心ならずもSOMEDAYを後にした。

 それでもいろいろ会話が弾み有意義な一日であった。

 
ほろ酔い気分でジャズを楽しむ同好の士

以 上

Jazz Club SOMEDAYのホームページはこちら

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