肌に秋風を感じる9月。私は今何思う?

AAFC 連続エッセイ
投稿日
2014/10/07
執筆担当
大久保 貴枝子
 

 

 2005年”AAFCライブ・コンサート開催”のチラシを目にし、「生の弦楽四重奏曲が目の前で聴ける」とコンサート会場であるアビスタホールに足を運んだのが10月のこと。
 そして11月、興味本位で市民会館の視聴覚室へ。例会を覗き、名曲に触れ、貴重なお話を聞かせていただいことがAAFCとのそもそもの出会いです。

 この先どう行動するかわからない新人に対して、当初から親切にしていただき、「これは有意義な時間が過ごせるクラブだ」と思った次第です。(今、市民会館の跡地には名戸ケ谷あびこ病院が建っています)

 それから早いもので9年の月日が流れようとしています。
 趣味の世界は興味があれば、あれもこれもとやりたくなるものです。そしてある程度慣れ親しみ限度を感じてくると、他の趣味へと重点を移したくなるものです。

 私はなぜ1つのクラブに長期にわたりざいせきしているのでしょうか。”そろそろ”と思った時期もありましたが音楽を聴くことが好きであることは勿論のこと、創造的で魅力あることを担当させていただけることになり、気持ちが引き止められました。

 それは、分科会を開催することが決まったある日のこと「分科会のチラシを作っているがうまくいかない」という担当者から突然のSOSが届き、お手伝いしたのがきっかけで、その後チラシ制作を担当することとなりました。
 何をどう作ればよいのか何の指示もなく、写真とコメントだけの全く制約無しの依頼でしたので暗中模索、独断からの出発でした。
 当初はXPを使って四苦八苦していましたが、ウィンドウズ7に換えてからはXPより操作のできる範囲が広がり、今現在では「紙面にキチンと情報を入れ、創造を逞しくすれば何パターンでも作ることができ、なかなか面白い作業だ」と感じられるようになりました。

 そのあと、「ノートに手書きで記帳していた会計処理をコンピューターで」という話になり、エクセルのオートSUMを使っての会計処理作業も担当することになりました。
 「エクセルにオートSUM?家庭の家計簿ですら手作業なのに、はたしてできるのかしら?」と最初は危惧しましたが、こちらは倉田様の丁寧なご指導のもと、今のところは何とか無難にクリアしています。

 これらのことは音楽を聴くことと全く関係ない裏方の作業ですが、面白い経験をさせていただいていると思っています。主婦としてパソコンを使ってのこのようなチラシ作りや会計処理など、他のサークルではできない経験です。パソコンの操作に関しても専門家ではありませんので、会員の皆様からは「なんだその程度の簡単なことで何を悩んでいるの・・・」と笑われてしまいそうです。
 「習うより慣れよ」とよく言われますがまさにその通り。操作がわからなくて「ウ~ン」と悩んでみたり、思い通りにできたことで自画自賛の境地に浸ったりと、知らなかったことを知り、できなかったことができるようになる面白さを感じています。

 このようなことを担当させて下さったAAFCに感謝!

 パソコンを操作することにより刺激を受け「脳の活性化に役立っているのではないのか」などと勝手に思い、日々勉強しながらパソコンに取り組んでいます。このことにより会員の皆様とのコミュニケーションも増え、毎回の例会で音楽を聴くことだけでは得られない日常の充実感も得ています。

 それとは別に、身近にいろいろなタイプの「できる人」がたくさん在籍しているのがAAFCの強みです。わからない時、困った時、一声かければ即座に適切なお答えをいただくことができますし、家庭訪問までしてくださいます。
 そして何か新しい企画がもち上がってもすぐ対応できる人脈の厚さ、知識の深さ、そして機動力。そのことが会の魅力であり、個人の魅力であり、年の功の貫録であると思います。
 それら個人の持つ魅力がクラブ自体の魅力になり、会を長く存続させているのだと思います。   
 会員の皆様も相手を尊重しながらも「負けてはならじ、と毎日自分の音の追及に精魂かたむけているのでは・・・。」

 魅力ある同好の士が集まって、切磋琢磨している姿を見、感じることのできる集団だからこそ、私にとって精神的に居心地の良い場所になっているのだと思います。
〝我孫子市にAAFCあり〝と言われるクラブになるよう、微力ながらお手伝いさせていただきたいと思っている今日この頃です。

次回は渡辺肇幸氏にバトンタツチしたいと思います。乞うご期待。

 

以上          

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