2017年3月6日

オーディオ ラジオ 駄話し シリーズ

その第86話

あるジイサンのお話

 冬と春のせめぎ合いの中の季節、今日も今日とてあーだこうだ、と半田の煙に包まれて室内ゲーム、ジジの体にゃ悪い姿勢ばかり。外はポカポカ良い天気、ストーブにばかり当たっていたおかげで少し頭が痛い。ちょいと買い物ついでにお出かけとなる。

  すぐそばで国道の工事現場で新しい道路と交差点を新規製作中、日に日に変化があって面白い。工事進行中の掲示板があり今週の工事内容が表示されておる。最近は土曜、日曜は工事をしないのか。工事時間は国道の交通量が少なくなる夜9時から明け方5時までなんだと判明。

  夜の散歩としゃれ込んで10時過ぎに覗きに行ったところ、工事をやっているパワーシャベルの馬力に脅かされ、大型の重量のU字溝を幅広の帯のベルト一本で吊り上げているのを見て良くあのベルトが切断しないナーと感心するしだいである。

  ふと夜中の国道沿いをジジ徘徊していると気が付いたことがある。工事現場で必ず見るところの、一定時間でパカパカと、馬ではないが、点灯するランプである。ジジがご幼少の頃は下のサポートホルダーにバッテリーが組んであり工事現場に充電器が転がっていて一定のサイクルでメンテナンスしており、点滅ランプは中にバイメタルの接点を持った交換ランプが付いており、てんでバラバラに各自点滅しておった記憶がある。

  工事現場からきびすを返して帰り際、この点滅ランプが見渡す限りすべての点滅が同期して赤と緑に光って見事に 赤なら赤、緑なら緑で同時発光しているではないか。
 
   まっ昼間にもう一度アクリルケースに収まったウインカーをしげしげと見に行った所、解かった事は三つの水晶発信素子と緑4個、赤4個の発光ダイオードで構成されており、頭部にソーラー受光素子を搭載、下部の蓄電池に充電を行い、暗くなるとシグナルを出すことが判明、では何で同期して発光するか?・・・ここでジジは考え込んでしまった。

どうもこういう事らしい、中身に簡単なバーアンテナがある事から、腕時計の電波時計の応用で日本から2波出ている電波を拾って同期信号を拾い出し、赤と緑の発光ダイオードを交互に点滅させていると分析した。これなら同時にみんなシンクロするはずである、年とともに磨り減る(NOー味噌)も少し使って活性化せねばいかん、少しは役にたったかなー? 電子技術の高性能化は進んでおるワイ 感心 カンシン。

87話につづく