日本モーツアルト協会の例会通算第500回を記念して、目白のカテドラル大聖堂で開催されたモーツアルトのミサ曲ハ短調の演奏会を聴いてきました。
AAFCの会員2人とご一緒しました。
会員以外の同伴者、一般聴衆などでさしもの広い礼拝堂は満員でした。
残響時間が約4秒という響きのある会場では、オーボエなどのも管楽器がしっとりと歌い、しなやかな弦楽器と美しいハーモニーを響かせていました。
アルトなどの独唱は天国的な美しさで合唱、オーケストラの音が天井から渦を巻きながら舞い落ちるさまは天国的なものを感じさせてくれます。
オーデオ的には分離、音場などと言われるものの正反対な音響空間ですが、大聖堂でミサ曲を聴くという環境にはこれが絶好の雰囲気を醸し出してくれます。
最後に観衆と出演者が一緒になってモーツアルトの合唱曲アヴェヴェルム・コルプスを歌いました。
モーツアルト最晩年の澄み切った清澄な曲が大聖堂のホールに木霊し敬虔な雰囲気でした。
教会のホールでのミサ曲の演奏は滅多に行われないので貴重な体験でした。
モーツアルト ミサ曲 ハ短調 K427 ランドン版)
指揮 寺神戸 亮
独唱 懸多奈緒子
波多野睦美
鈴木 准
小笠原美敬
管弦楽 レ・ボレアード
合唱 モーツアルト・アカデミー・トキョウ
以 上