2013年5月25日

メーカー・販売店による試聴会 第2弾

講演:Audio Design 大藤 武
AAFC
オーディオコンサート 
高品質CD音源の鑑賞と
オーディオにまつわる面白エピソード

コーディネーター : 福林 羊一

分科会資料
記録と写真 :  脇田 隆夫

 オーディオプロが今如何なる方向を目指しているかを探る 続編。
高信頼の機器を企画・設計・製造し専門誌から高い評価を得ている気鋭のオーディオデザイン代表の大藤さんに依頼した。
使用機器は同社開発のPC、DAC、プリアンプ、パワーアンプ。SPは3ウエイのJBL4429。

      
大藤さんは2時間の講演用に念入りなプログラムをボードに用意して下さった。
初めにおなじみホリー・コール、上原ひろみのピアノ、ロンカーターのベースからスタート。分厚く重心の低い力強い低音が会場を圧する。
組み合わせ機器の紹介。簡素にして素晴らしいデザイン、これを見ただけで完成度の高さを伺わせる凄さ。 ついでコーラスを数曲、厚みがある。

      
自己紹介、半導体の技術者から、かつて親しんだオーディオの世界に飛び込み、先ずはアンプセレクターからスタートしたのが8年前。
ガラリと話は代わり、家計とオーディオ。家計収入に対しオーディオへの支出はなんとミシン並・・あれれ、これは我が年金暮らしのAAFC会員も頑張らねば新たな起業者が育たないし音響への未来は無い・・何処の電力会社での音が良いのか一時話題になった話への一考察、まあ話題豊富で型破り、快刀乱麻。確かな耳と技術の裏付けがあるので痛快。
クラシック系再生に移りオーケストラからリクェストに答えヴァイオリンの曲。難なくこなし、映画音楽まで幅広い。これら高品質のCD音源は全てリッピングしている。
技術面での質疑応答も丁々発止。グレードの高い講演となる。さすがの技術力が買われ、専門誌で数々の賞を得ており、近く発売のMJ誌では同社のプリアンプ・フォノイコライザーが表紙紙面を飾るとか、さもありなん。
残念だったのが会場の久寺家の多目的ホール。低域は相当にブーミーで日頃悩まされているのです。今回セッテイング・調整に時間があれば実力が発揮出来たのと思うと心残り。
ともあれ、最新のテクノロジーでオーディオに挑戦する良心的な技術者魂に触れた思い、HPも飾らず、媚びず 示唆に富んでおり良い人に出会ったと喝采。
               同社HP  http://www.audiodesign.co.jp/

                    
以  上