AAFC

オーディオクリニック

サービスレポート

2014年5月18日
分科会資料
担当 : 鳥居 康信

 

測定機器 アナライザー  hp 8903B
オシロスコープ  PicoScope 4224
電圧計  Tek DMM4020
診断アンプ 300B シングルアンプ 2台
所有者 林会員
点検箇所 電源電圧   想定している電圧範囲に入りました、回路図に測定値を記入しました。
         電源のリップルも測定しました約100mV
バイアス電圧   回路図に測定値を記入しました。
周波数特性  特性表を記録しました、特に問題がある様な特性には成っていません。

歪み率   1kHz、定格出力時で約0.3~0.5%の範囲の歪み入りました。
処置

使用中のアンプでもある為、特に不具合は見られませんので各部の電圧の測定と
出力リップルの最調整を出力管300Bヒーターのハムバランスで調整を行いました。
周波数特性を取りましたので参照願います。

ハンダ付け、接触不良等の目視検査を行う----特に修正箇所はなかった。

交換部品 部品交換はしませんでした。

周波数特性表はこちら

 

測定機器 アナライザー  hp 8903B
オシロスコープ  PicoScope 4224
電圧計  Tek DMM4020
診断アンプ LUXKIT A3300
所有者 佐藤会員
症状

最近使用していないのでアンプの調子の確認と整備
左側の出力が不安定でノイズが出る

点検箇所

接触不良とはんだ付けの点検

RIAA特性の確認のためRIAAカーブの出力特性を取り、出力偏差の確認をしました。
特性表を参照してください。
歪み率は今回は特性の確認のみで特性表は取りませんでした。
このアンプの電源はメインアンプから供給しているがメインアンプを単独で使用する事があり、電源スイッチが短絡してあるためプリアンプの電源スイッチの機能が効きませんので注意が必要です。

処置

取り付いている部品などは特に傷んでいない様です、真空管ソケットの点検と真空管の足の腐食をブラシで取り除き接点復活剤を塗布しソケットを含む接触不良を修正して対処しました。
真空管ソケットの基板取り付けのはんだ付けに不安があるため再度のはんだ付けのやり直しとはんだの追加を行って、いもはんだを修正しました。

交換部品 周波数特性を観ると部品の劣化での特性の変化が特にが観られないので部品交換はしませんでした。
オイルコンデンサーの容量抜けなどが気になりますが、今回は部品交換はしませんでした。

RIAA特性表はこちら

以上