ミッシャ・エルマン(1891~1967)のレコード歴は長く、ろう管からステレオ・テープ、ステレオ・LPまでの約60年間という長いキャリアの記録保持者です。((因みにこれに続くのはろう管からモノラルLPまでのスポールディング(アメリカのVn奏者1888~1953)です。))
ここでは最初期のろう管と最後期のステレオ録音を除いてSPレコードからモノラルLPまでを聴きます。
① ラッパ吹込みのSPレコード(機械再生)
アヴェ・マリア シューベルト 米VIC 1920年頃
② 電気録音前期のSPレコード(機械再生)
スーベニール ドルドラ 英HMV 1930年代
1925年に電蓄の製造が始まり、1929年には蓄音機の製造が終了したが、この
時代は未だ蓄音機と電蓄が共に使用されており、SPレコードは蓄音機、電蓄どちらでもかけられるよう、作られている。
③ 電気録音後期のSPレコード(電気再生)
アンダンテ・カンタービレ チャイコフスキー 日VIC 戦後
電蓄の時代となり、SPレコードも電蓄用に作られていて、蓄音機では再生が難
しい。
④ モノラルLP(電気再生)
バイオリン協奏曲 二長調 Op.35 チャイコフスキー
ロンドン・フィルハーモニー・オーケストラ
指揮 サー・エイドリア・ボールト LONDON 1950年代