AAFC

コンポーザ・プレイヤーご紹介
Larry Carlton (ラリー カールトン)

2016年11月27日

分科会資料
担当 : 宇多 弘

 

 お馴染みのスムース・ジャズのギター・プレイヤーです。

 これまでにも当分科会、その他の機会にて簡単なご説明を経ていますが、その作品をまとめてご紹介する機会がなく、今回は全貌の一部をまとめてご披露しようと考えました。

 ラリー カールトンは24歳から有名な “ザ・クルセイダーズ” に加わり、その後数々のソロ・アルバムおよびリーダー・アルバムを制作するなどの活動を経て、あの有名な “FOURPLAY” のギタリストとして活躍するなど、幅広く活動してきました。

 色々な演奏スタイルおよび場面での役割を的確にこなす自由度が高く、しかもみなシックリ・・・これは多様な経歴の持ち主ならでの、蓄積の賜物でありましょう。

 彼のアルバム大半の曲がオリジナルであるため、鑑賞の際には、寸時耳に馴染むまでは戸惑うかも知れませんが・・・ 聞き慣れてしまえば、抵抗なくグングン迫って来ます。

<略歴>
1954年: 6歳の頃からギターを始め、ハイスクール時代にジャズを演奏し始める。
1966年~1970年: L.A.ハーバー・カレッジにて、二年後ロングビーチ州立大学で音楽を専攻。
1971 年~1976年: ジャズ・ロック・グループ “ザ・クルセイダーズ” に参加。
1978年~1984 年: 6枚のソロ・アルバムを制作し、4つのグラミー賞を受賞。
1985 年: MCAレコードと契約、アルバム「Alone, But Never Alone」を発表した。
      この年から1990年の間、再度グラミー賞を受賞。
      アルバム「On Solid Ground」の制作中、銃撃を受け治療後、
1989年: アルバムを完成させて発表した。
1991 年: ブルース・アルバム「Renegade Gentleman」制作開始、1993年にリリース。
1994 年~1997年: 多くのツアーに参加
1995年: リー・リトナーとのデュエット・アルバム「Larry & Lee」をリリース。
1997年: リトナーに代わり、スムーズジャズグループである ”フォープレイ” に参加。
1999 年: ブルーノート東京の企画でTOTOの ”スティーヴ・ルカサー” とアジアツアー。
2003 年: 全編ブルースとなるアルバム「Sapphire Blue」をリリース。
2005年: アルバム「Firewire」を発表。
2007年: 自己のヒット曲をリテイクした「Greatest Hits Records Vol.1」をリリース。
2010 年: フォープレイ脱退。B'zのギタリスト松本孝弘との共作「TAKE YOUR PICK」をリリース。
2011 年: 第53回グラミー賞で最優秀インストゥルメンタル・ポップ・アルバム賞を受賞した。
(wikipedia から抄訳)

<ご紹介するアルバムおよび曲>
一時間に収まるよう、下記の年次順に 9曲選びました。

No アルバム名 曲番 曲名 (作編曲者) 時間 CD number
1 Singing / Playing 8 FREE WAY (Larry Carlton=LC) 6:17 MVCM-20044
2 Friends 4 Blues For T.J. (B.B.King/LC) 5:18 MCAD-42214
3 Alone But Never Alone 1 Smiles and Smiles To Go (LC) 5:46 32DX-442
4 Discovery 4 Discovery (=↑) 5:24 32DX-766
5 On Solid Ground 5 ON SOLID GROUND (=↑) 4:19 22P2-2712
6 Larry & Lee 2 LOW STEPPIN' (Lee Ritenour) 6:25 MVCR-212
7 The Gift 1 Ridin' The Treasure (LC) 5:25 MVCR-241
8
Sapphire Blue 4 Sapphire Blue (=↑) 8:14 VICJ-61126
9 Firewire 6 Goodbye (=↑) 4:39 BVCJ-31041

 

No メンバー リスト (但し Larry Carlton 以外)
1 Wilton Felder (b), Joe Sample (ele-p), Stix Hooper (ds)
2 B.B. King (guest-g), Abraham Laborial (b), Jeff Porcaro (ds), Joe Sample (kb), etc.
3 Terry Trotter (syn/kb), Abraham Laborial (b), Rick Marotta (ds), Mic. Fisher (perc)
4 Terry Trotter (kb), John Peña (b), Rick Marotta (ds), Kirk whalum (sax), etc.
5 Rhett Lawrence/ David Foster (kb/* arr), John Robinson (ds), Kirk Whalum (sax), etc.
6 Lee Ritenour (co.op-g), Harvey Mason (ds), Melvin Davis (b), Jerry Hey (horn/syn), etc.
7 Matt Rollings & Rick Jackson (kb), Larry Kimpel (b), Greg Bissonette (ds), etc.
8 Michael Rhodes(b), BiIly Kilson (ds), Matt Rollings (kb), etc.
9

Matt Chamberlain (ds), Michael Rhodes(b), Jeff Babko (kb), Horn secton.

以上