・ イタリアのミラノの建築家の家に生まれた。5才からピアノを学び、ヴェルディ音楽院で名教師として名高いカルロ・ヴィドゥッソに師事。
・ 1957年ジュネーヴ国際コンクールで第2位。(第1位はM.アルゲリッチ)
・ 1960年18才で第6回ショパンコンクールで優勝した。その時の審査員の1人であったA.ルービンシュタインは「彼は我々審査員の誰よりもうまい」と評した。
・ コンクール後、世界中から出演依頼が殺到したが、健康上の理由と未熟であることを理由に演奏活動を行わず沈黙を守る。
・ 1968年ロンドンに於けるショパンリサイタルでセンセーショナルな成功を収めた。
・ 1971年から本格的に演奏活動に入り、ヨーロッパを中心としてリサイタル、オーケストラとの共演、レコード録音を行い賞賛を集めた。
以降、20世紀後半から今日に至るまで大ピアニストとして活躍。
・ 演奏技術の完璧さを極限まで追求しながら、楽曲の構造の明瞭さを明らかにする演奏スタイルで巨匠に登りつめたが、近年の演奏ではこのスタイルに変化がみられるようになった。
① 12の練習曲 作品10
・ 第1番ハ長調 ・第2番イ短調 ・第3番ホ長調(別れの曲) ・第4番嬰ハ短調
・ 第5番変ト長調(黒鍵) ・第10番変イ長調 ・第11番変ホ長調
・ 第12番ハ短調(革命) (1972年録音 約17分 DG)
[参考] 第3番ホ長調(別れの曲)A.コルトー ピアノ
(1933年録音 3分56秒 NAXOS)
② イゴール・ストラヴィンスキー (1882-1971)
・ ペトルーシュカからの3つの楽章 (1972年録音 15分19秒 DG)
③ ポロネーズ 第5番 作品44 (1960年録音 10分51秒 Muza)
④ L.V.ベートーベン(1770-1827)
ピアノ協奏曲 第4番ト長調 作品58 第1楽章
K.ベーム指揮 ウィーンフィルハーモニー(1976年録音 17分27秒 DG)
⑤ A.シェーンベルク(1874-1951)
ピアノ曲 作品33b (1974年録音 3分31秒 DG)
⑥ マズルカ 作品33-2 二長調 (2008年録音 2分18秒 DG)
⑦ ワルツ 作品34-2 イ短調 (2008年録音 4分37秒 DG)
⑧ ピアノソナタ 第2番 変ロ短調 作品35
第Ⅰ楽章~第4楽章 (2008年録音 22分59秒 DG)