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第11回元気会 利根運河の巻

2017年6月6日

分科会資料
記録 :脇田 隆夫

 

梅雨入り寸前、幸い好天に恵まれ、風は爽やか。
一行12名が東武野田線運河駅に集合。今や東武野田線は死語、アーバンパークラインと言うそうな・・

家康入府の折、関宿から利根川を分岐、東京湾に注ぐ江戸川に大改修した。
これにより銚子から関宿、江戸を船で結ぶことになる。ところが野田、流山、柏で砂が堆積してきたため、江戸川と利根川を結ぶ運河が計画された。
明治23年オランダ人ムルデル氏の指導で8.3kmの運河が開通した。延べ220万人の人手を要したとある。
年間3700隻、1日103隻の賑わいを見せたが、次第に汽車、自動車の陸路に押され役目を終えた。今や治水の観点から堤防を高く、自然豊かにゆったり流れる景観が人気を呼んでいる。

運河駅から左岸を行く。洒落た建造物、桜並木の大木。
どこかで見た光景と思ったら皇太子殿下がオランダ皇太子殿下とこの地を訪れておられた映像を思い出した。


におどり公園で一服。江戸川との合流点へ。右岸を行くと窪田酒造・・あとで調べたら銘酒勝鹿(葛飾のもじりかな)・・醸造元。今度訪ねてみよう。
水辺公園。ムルデル氏の碑がある。暑くてひと息。

理窓会自然公園は21のポイントがある。池あり鬱蒼とした森あり、余分な手を加えておらず、迷うほど。自然がしっかり保存されている。

幾多の俊秀を生んだ広大な東京理科大のキャンパスを抜けて運河駅に。

柏まで戻り、夢庵へ。冷たーいビールで乾杯。
お昼ご飯と歓談で楽しいひと時。今度は運河駅から利根川合流点まで歩こうと話が弾む・・みなさん10kmのコースも何のその元気なものです。
渡辺コースコンダクターさまに何時もながら感謝、感謝。

終わり