<第2回 7月18日の記録>
常磐線牛久は19年ぶりの稀勢の里日本人横綱誕生で一躍フィーバーしたが、オーディオファンにとって垂涎のギャラリーがあると知る。
理事が素早い手配で参加者を募ったところ多数の参加申し込みがあった。しかしギャラリーは決して広くないので二陣に分けた。これは一週間遅れで訪問した後発Gの記録。
牛久駅9時半には12名が集結、徒歩10分でギャラリーへ。
あるはあるわ! 95年前のラジオ、レリーフ調のグリルが美しい90年前のSP、接点探知の鉱石ラジオ、ドーンと構えた伝説のクレデンザ、マルコニ―送信機。
それらが全て完動品というから驚き!
ニコニコと迎えてくれた中鉢会長さん、早速奥のエジソンの蝋管式蓄音器からご説明が始まる。どうぞ触って下さい・・壊したって良いのですからね、眺めるだけでなく、見て、触って、動かして下さい・・お言葉に甘えて次第に遠慮が無くなり宝物に触れだすことに・・・
立て振動を拾う蓄音器、使用するレコード盤は流石に分厚くて重い。
高音質を求めて創意と技術を重ねた各種蓄音器が所狭しと並んでいる。
ホーンの材質での音色の変化、自由に操作して音の違いを確かめながら先人の情熱に思いをいたす。
サウンドボックスを巨大化して針振動をストレートに拡大して聴くのもあった。
これらが奏でる音はすべからく「あるものが」ある。
この歴史的収集品開示は技術系譜の教材として活用して欲しい、社会貢献の一環なので無料です。会長さんの志に一同感銘して辞することになる。
一度ではとても時間が足らず、再度訪問してみることにする。
駅まで戻り、国指定重要文化財「シャトーカミヤ」へ。ワイン工場見学の後、創作料理、自家製ビール・ワインをたっぷり楽しんで大いに盛り上がる。
五感が刺激された一日であった。
おわり
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