AAFC

ショパンコンクールの優勝者たち
(第9回)

2018年10月14日

分科会資料
担当:池田 充宏

第17回コンクール 2015年
優勝者 チョ・ソンジン 韓国

1.略歴

・1994年会社員の父と主婦の母のもとにソウルで生まれる。6才からピアノを始め、名ピアニストのシン・スジョンに師事。

・2008年14才で青少年のためのショパン国際ピアノコンクール(於モスクワ)で第1位となる。
続いて2009年15才で第7回浜松国際ピアノコンクールで最年少で優勝し、2011年17才でチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で第3位に入賞した。

・2012年パリに住み、パリ高等音楽院でミシェル・ベロフ教授に師事、2015年第17回ショパン国際ピアノコンクールで優勝した(アジア人として3人目、韓国からは初)。
以降、世界中でリサイタル、オーケストラ共演、CD録音等で活躍中である。

・その演奏は正攻法でそつがなく、また内省的で優美かつ抑制の利いたロマンチシズムを感じさせる。自然な美音の持主としても有名である。

2.プログラム

①バラード第2番へ長調作品38   (2015年録音 7分15秒 ショパン協会)

②4つのマズルカ 作品33      (2015年録音 10分09秒 ショパン協会)
    ・嬰ト短調 ・ハ長調 ・ニ長調 ・ロ短調

③ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11 (2016年録音 20分程度 DG)
    ・第1楽章アレグロ マエストーソ(10分程度)
    ・第2楽章ロマンス、ラルゲット(10分35秒) ・第3楽章(省略)
    G.ノセダ指揮 ロンドン交響楽団

④ポロネーズ第6番変イ長調作品53「英雄」 (2015年録音 7分24秒 DG)

 

・I.J.パデレフスキ(1860‐1941) ・A.コルトー(1877‐1962)
・V.ホロヴィッツ(1904‐1989)   ・A.ルービンシュタイン(1887‐1982)
・D.リパッティ(1917‐1950)   ・N.マガロフ(1912‐1992)など、
主に20世紀前半活躍した大ピアニストのショパン演奏を時間の許す限り聴いてみます。

以上    

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